今回の出演は静岡県伊豆市の老舗旅館 落合楼村上(現:おちあいろう)。昭和初期に建てられた建物は国の登録有形文化財に指定されています。
中庭を眺められる読書室や源泉かけ流しの温泉が自慢です。そんな落合楼村上では宿泊客へのサービスを高めながら省エネを成功させたそうです。どんな取り組みをしているのでしょうか。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約20%削減
2013年(2007年比)
省エネ施策
- 格子戸で廊下を区切り、空調効率を上げる
- 庭園のライトアップにLED外灯を導入
省エネの背景
省エネ施策
1 ゆったりロビーで省エネ
宿泊客がゆっくりとくつろげるようにロビーをはじめ、広々と開放的なパブリックスペースを設けた落合楼村上。
ロビーの室温は22℃と快適な温度に設定されています。この室温を保つための工夫がロビーと客室の間に設置された格子戸です。チェックイン前に
暖房のついていない客室側とロビー側を仕切ることで省エネを実現しました。
2 格子戸の効果
格子戸の仕切りによってロビーの暖気が外に流れず暖かさを維持できるようになりました。
さらに合わせて9カ所の格子戸で廊下を区切ったことで、チェックイン時につける廊下の暖房も効きやすくなりました。
また室内の電球300個をLEDに交換し、電気使用量約20%の削減に成功しました。
3 宿泊客へサービスで還元!
達人は省エネで浮いた費用で中庭にLEDの照明30機を新たに設置し、風情のある空間を演出。さらに客室の畳の下には電気ヒーターを導入し、快適性を高めました。 大きな省エネ効果を実現し、宿泊客に還元することでさらなるサービスを提供する。宿泊客の喜ぶ顔が見える達人の技でした。
企業プロフィール
- 会社名
- 落合楼村上(現:おちあいろう)
- 地域
- 静岡県伊豆市
- 業種
- 温泉旅館
- 従業員数
- 20人(2013/1/1現在)
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