2021年2月15日更新 Vol.176

ストップ食品ロス!
残ったビールの活用法

  • リサイクル・その他


のどごしのよいビールはおいしく飲むのが一番ですが、せっかく栓を開けたのにお腹がいっぱいになり飲めなくなってしまった経験が皆さんにもありませんか。多くの人はもったいないと思いながら、流しに捨てていることでしょう。今回のコラムではそんな残ったビールの活用法を紹介します。ただ飲むだけではない、意外なことに活用できますよ。

油汚れに有効!


布やキッチンペーパーなどに飲み残しのビールを含ませキッチンのコンロ周りを拭きとると、油汚れなどがきれいに取れます。これはビールに含まれるアルコール成分とビタミンEの作用によるものです。コンロ以外にも、フローリングや家具などに付いた皮脂汚れもワックスをかけたようにピカピカになります。ただし、ビールで拭いた後は、水でビールを拭きとることも忘れずに。ビールに含まれる糖質でベトベトするのを防いでくれます。

ビール風呂で美肌!


ビール風呂は、ビールの本場ドイツでは一般的に普及している入浴方法です。美肌効果や血行促進、リラックス効果が期待できます。ただし、血行促進は二酸化炭素(炭酸ガス)が血管を拡張させるため、気の抜けたビールでは効果がありません。美肌効果はビールに含まれるたんぱく質が作用するので、飲み残しでも問題ありません。ビール風呂には3リットルほどの大量のビールが必要ですので、飲み残しのビールでは足湯ぐらいがちょうどよいかもしれませんね。洗面器にお湯を張り、ビールを入れましょう。アルコールの効果で筋肉がほぐれ、毛穴が開き老廃物を体外に出してくれます。

肉料理にも利用!


ビールの炭酸には有機酸が含まれているため、肉を漬け込んでおくことで保水性が高まり、安くて固い肉でもやわらかくなります。漬け込む時間は最低でも1~2時間、できれば少し長めに3~4時間漬け込むとさらに効果的です。また、栓を開けてからあまりにも時間が経っているビールを料理に使うと風味が落ちてしますので気を付けましょう。
以上のように飲み残しのビールも、油汚れのお掃除や足湯、肉料理に活用できます。今回は紹介できませんでしたが、その他にも「コーヒーや紅茶のシミ取りに使う」技もあるようです。ぜひ皆さんも食品ロスの削減のため、飲み残しのビールを捨てずに活用してみてください。

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