2021年3月15日更新 Vol.179

春はおうちも衣替え
部屋のレイアウトが換気効率も変える!?

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日ごとに暖かくなる3月。冬の間に着ていたコートやセーターなどをそろそろクリーニングに出そうか、なんて考えている方も多いのではないでしょうか。
2021年2月25日配信(Vol.177)のコラムでは冬場に使った暖房器具のお手入れ方法を紹介しましたが、季節の変わり目に必要なお手入れは、衣類や暖房器具だけではありません。実は皆さんの住んでいる住居にも季節にあわせたおすすめのお手入れがあるのです。

今回は、春のうちにやっておくべき、住居の“暑さ対策”についてご紹介します。戸建て住宅などの持ち家でも、アパートやマンションなどの賃貸住宅でもできる、手軽なDIY対策を集めました。

夏がくる前にやっておくべき4つの対策



① 窓からの熱を遮る!
窓から差し込む日差しは、部屋の温度を上げる要因のひとつです。日当たりのよい窓にはすだれや日除けシェードを設置しましょう。外への設置が難しい場合は、窓に貼る遮光フィルムもおすすめです。これらの対策で空調への負荷も抑えることができます。
また、「今年の夏はグリーンカーテンに挑戦したい」と思っている方はいませんか。ゴーヤや朝顔の種まきの最適温度は20~25℃。まさに3月おわりから4月くらいが準備に適しています。



② ベランダに手づくりウッドデッキ
コンクリートは熱の吸収力が高く、さらに白いものは照り返しも強くなります。コンクリートづくりのベランダなどには、すのこを使ったウッドデッキがおすすめです。断熱性に優れた木材を敷くことで夏の暑い日差しを遮ります。
ベランダの大きさにあったすのこと、防水・防腐効果のある塗料を用意しましょう。ポイントは塗料を塗る前に、サンドペーパーですのこの表面を磨くこと。塗料のもちが良くなり、仕上がりもきれいに、触り心地もよくなります。また、すのこのウッドデッキなら使用しない時期は立て掛けておけるため、広い収納スペースが必要ありません。



③ 見た目に涼しいインテリア
続いては室内の工夫です。カーテンやソファカバーを青色や緑色などの寒色系に模様替えしてみませんか。最近では、色だけでなく接触冷感効果のあるソファカバーもあります。視覚効果とひんやりとした触り心地で、心も体もクールダウンしましょう。
また、春から夏にかけて活躍するレースカーテンは、外からの日差しを避け、風を通すほかにも、外からのほこりや排気ガスなどの油分(よごれ)を遮るエアコンのフィルターのような役割も担っています。目詰まりで通気性が悪くならないよう、定期的に洗濯するとよいでしょう。



④ 部屋の風通しをレイアウト変更で改善
春は外の空気が気持ちよい季節です。最近は新型コロナウイルスの感染防止のため、定期的な換気を心がけている方も多いのではないでしょうか。室内換気のポイントは、空気の通り道をつくることです。部屋に複数の窓がある場合は、対角線になるように2カ所の窓を開けることで空気を効率的に流すことができます。
また、皆さんは窓の前に本棚などの大きな家具や電化製品を置いていませんか。窓全体を開ける必要はありませんので、今ある家具を少しだけ移動するだけで、効率的な換気ができる部屋に変身します。おうち時間の増えた今だからこそ、換気に適したレイアウトに模様替えしてみてはいかがでしょうか。

春のおうち時間の過ごし方



少しの工夫と手間で、電気代を抑えた暑さに負けない快適な夏仕様のおうちに衣替えすることができますね。春は気候が穏やかなので、体も動かしやすい季節です。コロナ禍でおうち時間が増えたという方も、本格的な暑さがくる前にぜひ、おうちの衣替えを試してみてください。

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