今回は滋賀県大津市の雄琴温泉の老舗旅館「琵琶湖おごと温泉 湯元舘」の取り組みをご紹介します。
2000年に温泉単体としては全国初のISO14001を取得するなど、環境活動に力を入れている旅館です。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- 4500個の照明を省エネタイプへ
- 節水コマを配置、ワンタッチ式の開閉蛇口に変更
- 電気の子メーターを設置して電力管理
- 照明スイッチの色分け
省エネの背景
省エネ施策
1琵琶湖の自然を守れ!ISO14001を取得
こちらの施設では、テレビや電気ポットの省エネ化に加え、館内4500個の照明を省エネタイプに切り替えるなど、環境へ配慮した施設運営をしています。
また、「琵琶湖の自然、温泉への恩返し」の思いを込めて、ISOを取得しました。達人は、まず全館に節水コマを配置。水道の蛇口をすべてワンタッチで開閉できるものに取り換えました。
2 電気の子メーターで節電!
さらに達人は、館内にあるレストランとナイトラウンジに電灯と動力の子メーターを設置。
子メーターで個別に電気を管理することで、ナイトラウンジのエアコンの消し忘れやカラオケボックスの照明の切り忘れを防ぎ節電につなげました。
3 照明スイッチはシールで色分け
各部署の照明スイッチに色のついたシールを貼りつけ、同じく色分けした配置図を見えるところに貼り出して、 従業員だれもが省エネを意識できるよう工夫しました。さらに従業員の作業時と来客時で、それぞれに必要なところだけ電気をつけるようルールも決めました。
4 室外機で負荷電力を管理
クーラーの使用量が増える夏場には、室外機に取り付けた装置で空調の負荷電力を管理。負荷に応じて散水装置を稼働させることで温度を下げ、約20%の節電に成功しました。
2007年に導入した省エネタイプの食洗器は、蒸気の再利用に加え、使用する水や洗剤は以前の3分の1で済みます。ほかにも新しく導入したボイラーでCO2削減を果たすなど、環境と経費の両面にやさしい取り組みをしています。
企業プロフィール
- 会社名
- 湯元舘
- 地域
- 滋賀県大津市
- 業種
- 温泉宿泊施設
- 従業員数
- 208人(2011/3/1現在)
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