以前『日本人におなじみの手ぬぐいがエコだった』で手ぬぐいの活用方法をご紹介しましたが、併せて使いたいのが風呂敷です♪
こちらも古くから日本人に親しみ深いアイテムで、奈良時代からものを包んで持ち運ぶのに大判の布が使われていました。
『風呂敷』という名称は意外にも新しく、江戸時代に庶民に銭湯が普及しはじめ、着替える際に足元に敷いたり、私物を包んだりしたことから
『風呂敷』として定着したという説もあるようです。そんな風呂敷について今回はご紹介します。
包むだけじゃない!風呂敷の魅力
- リサイクル・その他
風呂敷もいいところだらけだった!
風呂敷でものを包む際のメリットとして「形、容量に合わせて包める」「内容物を固定、安定させることができる」「カゴなどに結び付けて固定させることができる」 「たたむとコンパクトに収納できる」「洗濯ができるので衛生的」などがあげられます。 お重やケーキの箱から、ボトルなどの細長いものまで自由自在に包むことができますし、 たたむとコンパクトになるのでかばんに1枚入れておけばエコバッグの代わりにもばっちりです。
用途はさまざま!
小さめの風呂敷は手ぬぐいと同様、ティッシュケースや物の目隠し、埃避けに使えます。 大判のものは手提げやリュックなどのかばんとして、そのほかにも洋服を包んで収納しておくことや、 テーブルクロスやクッションカバーとして使うこともできます。おしゃれなデザインのものも多く、インテリアとして使うことができるのも風呂敷の魅力ですね。
風呂敷も進化している!
最近では撥水加工の施された風呂敷もあり、生鮮食料品の買い物や、レインカバーやエプロンとしても活用できます。 レインカバーは手提げやリュックといったかばんの形状に関係なく持ち物を雨から守れるのが良いですね。 さらに災害時に水を運ぶバケツ代わりになる製品もあるそう。 三角巾や防寒具にもなるので、非常用セットのなかに入れておくのも良いかもしれません。
息を吹き返した風呂敷
長い歴史を持つ風呂敷は、昭和30年代までは多くの人々が日常的に使っていたそうです。 しかし、大量消費の時代へ突入し、店舗も使い捨ての紙袋やビニール袋を展開、風呂敷は一気に出番がなくなってしまいました。 そして環境問題が取りざたされるようになった近年、風呂敷は再び注目されています。 布製品である風呂敷は耐久性に優れ、さまざまな場面で長く使うことができます。 多様な色や柄があるので、お気に入りの1枚を見つけてエコバッグや日用品として使ってみてはいかがでしょうか。