今回の出演は茨城県南部の八千代町にある特別養護老人ホーム 玉樹。 『普通に生きる幸せ』をモットーに約60名の利用者が暮らしています。 今回の達人、施設長の吉川さんは手作りのインテリアで電気使用量を削減したそう。 どんな取り組みをしているのか浜口調査員が訪ねます。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約12%削減
2014年(2012年比)
省エネ施策
- カーテンをリサイクルして、天井を低くする
- 事務作業を行う場所を共用部分へ変更。
省エネの背景
掃除を大切にする企業での省エネ術
省エネ施策
1 手作りのインテリアとは
浜口調査員が訪ねると吉川さんはさっそく居住スペースのリビングへ。 吉川さんの指さす天井には布が張ってありますが、なんとこれ、 以前部屋で使っていたカーテンを再利用して作った省エネアイテムなんだそう。 吹き抜けで天井が高く、以前からエアコンの効きが悪かったリビングですが、 布を張って塞ぐことで空間が狭くなり空調の効率アップにつながりました。 空間は狭くなっていますが、白を基調としているので圧迫感もなく、おしゃれなインテリアのようです。
2 目的は省エネではなく健康管理
じつはこのカーテン設置のきっかけは利用者の健康管理のためだったのだそう。 冬場は空気が乾燥し、インフルエンザの集団感染がおこりやすくなるため、 室内の湿度50%以上を目標にしていますが、以前は設置している加湿器にくわえて鍋にお湯を沸かして加湿していました。 布を張ってからは加湿器のみで湿度をキープできるようになりました。
3 利用者との関係性にも改善が
この取り組みがきっかけとなりスタッフの省エネ意識が向上。
スタッフは専用デスクではなくリビングで作業するようになり、
その結果デスク周りの照明とエアコンの消費電力が削減できただけでなく、
以前よりも利用者とのコミュニケーションが増えました。
企業プロフィール
- 会社名
- 社会福祉法人紬会 特別養護老人ホーム 玉樹
- 地域
- 茨城県結城郡八千代町
- 業種
- 特別養護老人ホーム
- 従業員数
- 90人(2014年4月1日現在)
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