第326回の出演企業は「株式会社佐藤製材所」。熊本県葦北郡にある製材工場です。
こちらの会社では、地元の山で育った杉やヒノキの原木を製材・加工し、材木店や建設業者へ提供しています。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電力ピーク
約8%削減
2014年(2011年比)
省エネ施策
- 機械の稼動が重ならないよう工程を見直し
- 材木をゆっくり機械に通す
省エネの背景
熊本の自然とともに生きる製材所
省エネ施策
1 製材の6つの工程とは?
製材の作業工程は大きく分けて6つ。原木の皮を剥ぎ木材へと製材する①大割り、次に加工しやすい大きさにする②再割りの工程を経て、窯の中で一週間ほど③木材を乾燥させます。乾燥後、木材は使用目的に合わせて④さらに細かく切断、仕上げに⑤カンナがかけられ、決められた数ごとに⑥結束されます。
2 作業順序の入れ替え
以前は大割りから、結束まで全ての機械を同時に稼動していたため、電力が一気にピークになっていました。そこで達人は、1日の工程を見直して作業順序の入れ替えに着手しました。
3 パズルの要領で省エネ!
ポイントとなるのは、④細かく切断する、⑤カンナ、⑥結束の3つの工程。これらの作業をパズルを組むようにうまく入れ替えることで、作業効率の向上と電力ピークの削減を両立しました。
まとめ
切断音と省エネの関係
単に機械を停止させるのではなく、止められる機械とそうでない機械を見極めて、電力ピーク8%削減を実現した達人。このほかにも、機械への電力負荷を抑えるために、木材切断の音に着目した達人の視点も紹介していますので、ぜひご覧ください。
企業プロフィール
- 会社名
- 株式会社佐藤製材所
- 地域
- 熊本県葦北郡
- 業種
- 製材
- 従業員数
- 15人(2015/12/1現在)
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