第324回の出演企業は、滋賀県大津市にある「京懐石 京割烹 清元」。琵琶湖畔の雄琴温泉の一角にある料亭です。
こちらのお店では、琵琶湖を目の前にした四季折々の景観と一流の京料理人が作り上げる京会席を楽しむことができます。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電力ピーク
約17%削減
2016年(2009年比)
電気使用量
約9%削減
2016年(2009年比)
省エネ施策
- 8台のエアコンの稼働時間を3段階にずらす
- ロールカーテンで日差しを遮る
- 電気オーブンを使うメニューを外して炭火で焼き物を焼く
省エネの背景
琵琶湖畔を望む料亭
省エネ施策
1 要注意は花火大会開催日
こちらのお店には、目の前で調理の様子を楽しめるカウンター席に2台のエアコン、2階の大広間には3台のエアコンを設置。さらに厨房には3台のエアコンと、電気オーブンや製氷機など電力負荷の高い機械が揃っています。そうした状況のなかで、1年のうちで電力ピークとなる日は、8月に開催される花火大会の日と決まっていました。
電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?
電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。
2 「仕込み」と「エアコン稼働」の時間をずらす
そこで達人は、合計8台のエアコンの稼働開始時間を見直し。これまで仕込み作業と同時に稼働させていた8台を、カウンター席、大広間、厨房の順に仕込み時間よりも早めに稼働。厨房機器の使用と時間をずらすことで電力ピークを抑えることができました。
3 日差し避けにはロールカーテン
今では、花火大会当日の経験を生かし、通常の営業日も早めにエアコンを稼働させるとともに、お客様が来るまでの間は日差しを遮るロールカーテンを使用して、客席の温度上昇を抑えています。
まとめ
稼働時間の調整で省エネ!
同じ機器を使用するのでも、稼働時間を少しだけ調整するだけで、お客様に迷惑をかけることなく電力ピーク17%ダウンという大きな効果を得ることができました。琵琶湖の景色とおいしい京料理を味わいに一度訪問してみたいお店ですね。
企業プロフィール
- 会社名
- 京懐石 京割烹 清元
- 地域
- 滋賀県大津市
- 業種
- 飲食
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