第323回の出演企業は、
東京都青梅市にある「大越精密株式会社」。
昭和26年の創業以来、自動車をはじめとするさまざまな部品について、金型設計からプレス加工まで、一貫して低コストで手がける体制を整えています。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約14%削減
2016年(2008年比)
省エネ施策
- コンプレッサーと機械の間にタンクを設置
- 室内への熱の進入を防ぐため、階段の踊り場に遮熱シートを貼る
- 倉庫と作業スペースをカーテンで間仕切り、効率よくエアコンを稼動
省エネの背景
豊かな自然に囲まれた工場
省エネ施策
1 無駄に働くコンプレッサー
こちらの会社には2つの工場があり、第1工場では金型を加工するマシニング機器、第2工場では計10台のプレス機が稼動。それぞれに空気を圧縮して送り込むコンプレッサーが設置されています。
以前は、加工機が止まっていても空気を送り出していたため、コンプレッサーは常に稼働していました。
2 必要に応じたエアー供給
そこで達人は、コンプレッサーと機械の間に空気を貯蔵するタンクを設置。
こうしたことでタンク内の空気が減ったときのみコンプレッサーが稼働するようになり、無駄な消費電力を削減することができました。
3 エアコンの負荷を軽減
第2工場の踊り場には、太陽の熱が室内に入るのを防ぐため遮熱シートを張っています。さらに室内は倉庫と作業スペースをカーテンで間仕切り、倉庫側からの熱の侵入を遮断。
これまで全てつけていた作業スペース側のエアコンの稼働を抑えました。
まとめ
設備、運用改善によるダブルの効果
新たなタンクの導入に加え、断熱シートやカーテンの設置など運用面でも小さな努力を積み重ねた結果、大きな省エネ効果を生み出していました。
企業プロフィール
- 会社名
- 大越精密株式会社
- 地域
- 東京都青梅市
- 業種
- 製造
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