あの有名な幸楽の餃子は
こんな工夫のもと作られていた！

省エネ経済効果・費用

お手軽度

約26%削減

2013年（2012年比）

第296回の出演企業は「宇都宮餃子幸楽」。栃木県宇都宮市にある餃子の製造工場です。
こちらの工場では、毎日3万2000個の餃子を製造。餃子激戦区といわれる宇都宮で高い人気を誇っています。

作りたての美味しさを保つため、製造後すぐに冷凍される餃子。達人は、工場内にある冷凍庫の稼動方法と温度設定に着目することで省エネに成功しました。

冷凍庫の使い方で注意したいのは、霜取りの時間。この作業には多くの電力を使うので、電力ピークの原因となることがあります。

電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う施設や企業（高圧契約の場合）では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。

そこで達人は、冷凍庫の霜取りを他の機器の稼働時間と重ならないよう調整。電力ピーク26％ダウンを実現しました。

こだわりの餃子の味を保ちながら電力ピークダウンを実現した達人。
そのほかにも、ガスボイラの使い方を見直すなど、食品加工ならではの、積極的な取り組みをご紹介しています。