今回の出演企業は、日本最大の干潟として知られる有明海を臨む佐賀の温泉宿「鶴荘」。アットホームな雰囲気や温泉、名物の竹崎かにを求めて遠方からも多くの人が訪れます。こちらでは「佐賀の名酒」をキーワードに省エネを実施しているそう。地元の名産を活かした活動について調査しました。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約5%削減
2014年(2013年比)
電力ピーク
約16%削減
2014年(2013年比)
省エネ施策
- 電力ピーク時には冷凍庫を一時的に止める
- 食事処の利用で、客室のエアコン利用を抑える
省エネ施策
1 売りを活かした省エネ活動
2 電力ピークは夕食の時間帯
旅館で1番忙しいのは、夕食を提供する時間帯。この時間にいかに電力の使用を抑えるかということを意識して省エネに取り組んでいると達人は話します。夏場の夕食時は、客室や風呂場、厨房などのエアコンの稼働が重なり、電力は一気にピークに。
電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?
電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。
だから、電気を使用する時間帯をずらしてピーク時の電力使用量を抑えることで、電気代の削減も見込めるのです。
3 省エネにも役立った自慢の設備
達人はピークを抑えるため、毎日19時に冷凍庫の電源をオフに。その間、扉を開閉しないようにすることで庫内の温度を保っています。
浜口調査員はなにやら達人自慢の設備があると聞き、宴会場に案内されると…そこには日本酒サーバーが!これによって、さらに省エネが進められたそうです。
4 食事の提供場所を変更
実は達人は、佐賀県産の優れた日本酒を認定する制度の審査員を務めるエキスパート。旅館では達人が選びぬいた日本酒を時間制限を設けて飲み放題で提供しています。以前は客室で食事を提供していましたが、現在はアットホームな食事処で、おいしい日本酒と食事を楽しむことができます。その間、客室のエアコンの設定を弱に変えて、電気の無駄を省いています。
企業プロフィール
- 会社名
- 鶴荘
- 地域
- 佐賀県藤津郡
- 業種
- 旅館
- 従業員数
- 10人(2015年1月1日現在)
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