オーブンの使い方を工夫して
安定的なお菓子づくりと省エネを両立

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

電気使用量

16%削減
2014年(2013年比)

省エネ施策

  • オーブンの稼働を分散する
  • 包装機器の使用時間を他の作業とずらす
  • 1分間にかかる電気代を貼り出して意識向上

省エネ施策

1 安心、安全でおいしいものを


今回は長野県安曇野市、美しい山々と豊かな自然に囲まれたあづみ野菓子工房 彩香の省エネを紹介します。地元産の食材を使ったケーキや焼き菓子、ジェラートは、安曇野ならではのデザートとして親しまれています。早速、浜口調査員はおいしいお菓子をつくっている工房のなかへ!いい香りがしますね~♪

2 失敗した省エネの取り組み


達人は、まずスタッフの省エネ意識を高める工夫を行いました。その1つが電気代が書かれたシール。すべての照明スイッチに「1分14円」と書かれたシールを貼りましたが、まったく効果はありませんでした。
そこで次は電力ピークを下げるとい取り組みにシフトしたといいます。

電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?



電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。

3 消費電力の小さいオーブンの稼働を抑える


店にある4台のオーブンの使用が重なると、電力ピークが上昇します。そこで達人はオーブンの使い方や作業の流れを見直しました。消費電力の大きい熱風式オーブンの使用を控え、多少時間がかかっても、消費電力の小さいオーブンを優先的に使用するようにしたのです。

4 安定的なお菓子づくりと省エネを両立


熱風式オーブンを使用する際は、必ずほかのオーブンはストップ。また、包装機械の稼働時間にも注意しました。こうしてオーブンの使い方の工夫と時間の分散で電力ピークを抑えられたのです。達人は作業が平準化したことにより、安定的なお菓子づくりと省エネを両立できたと話してくれました。

企業プロフィール

会社名
あづみ野菓子工房 彩香
地域
長野県安曇野市
業種
菓子製造・販売
従業員数
22人(2014年10月1日現在)

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