水貯蔵用タンクの設置場所に着目！
達人の思いやりが省エネを実現

省エネ経済効果・費用

お手軽度

約8%削減

2014年（2013年比）

今回は和歌山県有田郡にある株式会社ナルトの省エネを紹介します。うどんやラーメンなどの生麺のほか、茹でた麺をパック詰めにした商品も生産しています。こちらのイチオシは麺に梅を練り込んだ「紀州冷やし梅うどん」。梅のほのかな香りと、もちもちとした食感が人気の商品です。

早速、浜口調査員は生産ラインを見せてもらうため工場に入りました。麺を冷やす工程では5℃の冷水を使用し、麺のコシを出しているそうです。
水は地下から汲み上げ一時タンクに保管、その後冷却器で冷やすのですが、この一連の工程に省エネのポイントがあるといいます。

工場裏に回ると、去年移設したという白いタンクがありました。以前は直射日光が当たりタンク内の水温が上昇していたため、日陰に移設したのです。水温の上昇を抑え、水の冷却にかかる電力を減らすことで省エネにつなげました。
でも達人、おそらく移設させるの大変でしたよね？

「大規模な工事でしたが、みんなに負担をかけないよう設備投資などは会社で行い、省エネを実現させたいという思いがありました」と達人は話します。従業員も過度なエアコン使用は控え、自発的に省エネに取り組むようになりました。従業員を思いやる達人の思いやりが省エネ意識を高めたのですね♪