週に1回の「ノー照明デー」
自動車学校ならではの省エネ

省エネ経済効果・費用

お手軽度

約17%削減

2012年（2011年比）

今回は福岡県北九州市を訪ねました。城野自動車学校は生徒数およそ300名、1958年に開校した歴史のある自動車教習学校です。こちらでは300本ある蛍光灯のうち、営業中は常についている150本をLEDに交換しました。同じ明るさで消費電力は40Wから20Wに半減しました。

さらにすべてのエアコンを省エネタイプに交換。これによって運転効率が上がりましたが、LEDを導入したことでも省エネ効果を得られました。田中調査員は特殊な温度計を使って照明の表面温度を測定してみると、LEDが31.6度なのに対し蛍光灯は40.2度でした。

約10度の大きな違いがありましたね。これでエアコンへの負荷が軽くなり、省エネにつながったというわけです。ほかにも人がいない場所の電気を消すなど、従業員皆で順番に見回りをしているといいます。

こちらでは週に1回「ノー照明デー」という街灯をつけない状態ので教習を行っています。実際に田中調査員も挑戦してみると、暗いなかでは周りが見えづらく注意力が高まるという感想をもちました。こうしたよい実習が省エネにもつながる、一石二鳥の取り組みでした。