ネットショッピングが普及し手軽にものを購入できるようになった今、私たちの生活には宅配もまた欠かせないサービスとなりました。皆さんは自宅に商品が届いたとき、1度で受け取ることができているでしょうか?今回は不在時に届いた商品を再び宅配してもらう「再配達」について紹介します。
気軽にポチッと再配達
その積み重ねによる影響とは?
- その他
社会問題となっている「再配達」
再配達の割合ってどれくらい?
2017年度の宅配便の取扱数は約42.5億個にのぼりますが、国土交通省が行った調査では約20%(約8.5億)が再配達されており、さらにそのうちの約40%が「配達されることを知らなかった」という結果が出ました。この割合を労働力に換算すると、約9万人/年のドライバーに相当するそうです。
再配達が与える影響はさまざま
再配達は社会的問題になっており運送業のコストを圧迫するだけでなく、地球環境にも悪影響をもたらします。再配達のトラックから排出されるCO2の排出量は年間42万トン(2015年度)と推計され、地球温暖化が進む原因となります。CO2・1トンは杉の木約71本が1年間に吸収するCO2量に相当。42万トン削減できたら、とても大きな効果がありますね。
間接的でも地球環境保護の一歩に
具体的な環境活動とは、なにをすればよいかわからないという方も多いと思いますが、1度で商品を受け取れるよう協力することも地球環境を守る大きな一歩につながります。時間指定や宅配ボックス、コンビニ受け取りなどさまざまなサービスを活用して、再配達を減らしていきましょう!