今回の出演は神奈川県横浜市の伸光写真サービス。精密基盤の設計製造を手がけ、製品は探査機『はやぶさ』にも使われたそうです。 経費40%減を達成した達人の笠松さんは社員からじゃじゃ馬と呼ばれるほど元気いっぱい。いったいどんな取り組みをしたのでしょうか。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- 環境委員会のメンバーを全部署から選出
- 部署ごとに省エネ項目を決めて活動
- 必要な照明以外は消灯
省エネの背景
省エネ施策
1 ゼロからのスタート
輸出先のヨーロッパ諸国が環境問題に取り組んでいることから環境を意識するようになったと社長は話しますが、取り組み当初の経費の削減率は0%だったそう。
達人の笠松さんはまず各部署から社員を集め環境委員会を構成、情報収集と対策を展開し会社全体で取り組めるようにしました。
2 部署ごとに削減項目を分ける
しかし笠松さんは「作業を止めてまで環境活動をするのはおかしいのでは?」と意見する専務と対立してしまいます。そこで笠松さんは部署ごとに目標を決めました。
営業部はコピー用紙とガソリンの削減、総務部は水道代の削減、製造部はゴミの削減とリサイクルというふうに項目を分けることで無理なく削減に取り組めるようになりました。
3 会社全体での取り組み
昼休憩中の消灯は会社全体で取り組みます。 誰もいない製造現場の消灯はもちろん、昼食をとる事務所も必要なところ以外消灯しています。 さらに仕事内容の異なる各部屋で空調の温度をそれぞれ設定しています。 環境委員会で決めたことを仕事に影響しないよう実施し、結果として大幅な経費の削減につながりました。 笠松さんの隙のない省エネ活動に心を打たれ、当初対立していた専務が環境委員会の委員長を務めるまでになりました。
企業プロフィール
- 会社名
- 伸光写真サービス株式会社
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 業種
- プリント基板製造
- 従業員数
- 30人(2008/11/1現在)
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