タクシー会社が取り組む環境保全
太陽熱と地下水を有効活用

今回の出演は、東京都三鷹市の境交通株式会社。昭和36年創業のタクシー業および車の修理・整備を行う会社です。 77台の車両が365日、24時間運行する同社は、環境への負荷を軽減する取り組みを行っています。運送業界のISOといわれる「グリーン経営認証」を取得、ハイブリッド車をいち早く導入しました。

次に会社の敷地に80メートルほどの深い井戸を掘り、地下水を汲み上げて洗車用の水に利用しました。節水の効果だけでなく、夏は冷たく冬は温かい井戸水の使い心地を、従業員も気に入っているようです。

同社は業界でいち早く電気自動車を導入しました。充電は電力需要ピークを避け、深夜に行います。続いてガスとガソリンと電気で走る「スーパーハイブリッドタクシー」も導入し、環境にやさしいタクシー会社を運営しています。達人にとって省エネとは「一人ひとりの意識の問題」。自動車メーカーにタクシー専用の電気自動車を提案するなど、業界を牽引する省エネ活動を続けています。