今回はゴールデンウィーク「達人の技スペシャル」と題して、4社の省エネ活動をまとめてご紹介します。
省エネ経済効果・費用
省エネ施策
- お菓子の焼き窯の使い方を見直し
- ロールカーテンで冷房の空気が流れるのを防ぐ
- フリーザーの冷気をエアコン代わりに利用
- ロースターの稼働範囲に合わせてお客さまを誘導
省エネの背景
省エネ施策
1 お菓子の「窯」で省エネ
愛知県豊田市の独逸菓子ベーレンでは、お菓子を焼く窯の天板10枚にさらに横から天板を交差させ、一度に20枚の天板を使うことでガス代を節約しました。
また、冬はエアコンを切って、
窯のダクトの熱気で厨房を暖め、暖房代わりにすることで、電気代を大幅に削減することができました。そのほか、厨房に毎日水を流して掃除するかわりにモップ掃除に切り替え、水道代約35%の節減を実現しました。
2 ロールカーテンで空気の流れを調節
東京都練馬区の中国料理店・茶平(チャーペイ)は、お店の2階にある宴会場にロールカーテンを設置し、夏に2階で冷房をかけたときに冷気が1階へ逃げるのを防ぎ、 冬には1階の暖気が2階へ上がるのを防ぎました。さらに、店の外にはグリーンカーテンを設置。外からの熱を遮断することで室内の温度が下がり、冷房効果を高めました。グリーンカーテンは見た目の涼しさも演出してくれます。
3 フリーザーの冷気をエアコン代わりに
神戸市長田区にある長田公設市場 食遊館。店舗内を27℃にキープするために、商品搬入口をこまめに開閉するようにしました。さらに店舗では入り口のエアコンのみを稼働して、 店舗奥のエリアは肉や野菜のフリーザーの冷気を利用。残りのエアコン4台を止めることで電気代約30%を削減することができました。「省エネできているのはスタッフのおかげ」と達人は語ります。
4 おいしい焼肉店の省エネ法
千葉県市原市の焼肉ファミリーレストラン赤門 市原店では、建物の塗装などを自分たちで行い、修繕費を約90%削減しました。また、水道光熱費のグラフを従業員全員が確認できるように掲示するなど、
省エネ意識を高めました。店内が空いているときはロースターの稼働範囲に合わせてお客さまを案内し、電気代を約10%削減。「1円の節約が1円の利益につながる」という達人の言葉が印象的でした。
達人に共通する「身近でできることをみんなで行う」という姿勢が、高い省エネ意識につながります。このGWで、私たちも自分にできる省エネについて考えたいですね。
企業プロフィール
- 会社名
- 達人の技スペシャル①
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