今回の出演は千葉県市原市の社会福祉法人 昭和村。豊かな自然のなか、100の個室と、食堂、医務室、静養室などを備えた高齢者福祉施設です。
サークル活動や地域との交流が盛んな軽費老人ホームをはじめ、特別養護老人ホーム、デイサービスセンターなど5つの事業体で構成されています。この施設で省エネに取り組んだきっかけを伺いました。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- 朝のエアコン稼働を分散
- 照明スイッチの配線を小分けにする
- 配管を交換し、給湯・追湯の熱効率を向上
省エネの背景
省エネ施策
1朝のエアコン稼働を分散&照明スイッチを小分けに
省エネ活動のきっかけは原油高にともなう電気代の高騰。今後の施設運営のため、対策を考えた達人は「電気代のしくみ」を学びました。
この施設の電気使用量ピークは、利用者が起床する朝だということが分かり、100部屋のエアコンの起動時間をずらすことで対応。
また、廊下など電球の数の多い所はスイッチを小分けにして管理し、省エネに取り組みました。
2 配管を見直し燃焼効率のムダをなくす!
利用者から「風呂がぬるい!」という指摘を受けた達人。原因を究明すると、利用者の安全を考えて設置している「ミキシング」という装置がお湯を高温で沸かしても蛇口で温度が調整され、ぬるくなっていることが分かりました。
利用者が希望する温度に設定するため、達人は配管を交換。給湯・追湯の熱効率を上げ、ムダなガスの燃焼を減らせました。
3 再生可能なものはリサイクル!
同施設では、電気・ガスのほかにも毎日、百数十名分の食事をつくるときに使った油を専門業者に回収してもらい、車の燃料に再利用するなどいくつもの試みを実践しました。 最近では、利用者からもさまざまな省エネアイデアが出るようになり、今では、施設と利用者が一体となって高い意識で省エネに取り組んでいます。
企業プロフィール
- 会社名
- 社会福祉法人 昭和村
- 地域
- 千葉県市原市
- 業種
- 社会福祉施設
- 従業員数
- 80人(2009/11/1現在)
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