日本の国土の8割以上は、急峻な山林が占めています。この地形ゆえに大気中と地下の水の循環が生じ、河川などに豊富な水資源が存在しています。
日本では蛇口をひねれば飲み水が手に入りますが、そうした国は実はまれで、海外では国によってはそもそも水道インフラが整っていない地域が多くあります。水道水も基本的には大半の国が飲めません。
水を大切に使おう!
水節約グッズのあれこれ
- 水道
世界の水問題は深刻です
実は世界では人口増による水不足の深刻化が懸念されています。21世紀は石油に代わって水資源が争いの原因になる、という指摘もあります。
国連が発表した持続可能な開発目標(SDGs)では6番目に「安全な水とトイレを世界中に」という目標が掲げられています。
しかし、地球上に存在する水の約97%は海水。残りの淡水も氷河や地下水などの即時利用できない資源が多く、人間が利用できる水は地球上のわずか0.01%なのです。
節約グッズの定番・節水コマ
ではどうすれば水の使用を減らすことができるのでしょうか。
水道使用時の節水グッズで、取り付けが簡単ながら効果が大きいものに節水コマがあります。
これは一般的なハンドルタイプの蛇口につける部品で、流水量を減らせる効果があります。
ただし、レバー式の蛇口には取り付けできません。お子さまなどがいて、一時に水を大量に流すことが多い家庭では有効な節水手法でしょう。
これらの節水コマの価格は約300~500円です。
お風呂で使えるシャワーヘッド
お風呂は家庭でも大量に水を使う場所ですが、単にお風呂の蛇口に節水コマをつけると、満タンになるまでの時間が長くなるだけであまり節水効果は見込めません。
それよりもシャワーヘッドを交換することで節水が実現します。
各メーカーは、水が吹き出る口を狭くすることで水圧を上げ、少しの量でも十分に洗い流せるシャワーヘッドや空気を取り込むことで体に当たる水圧を和らげ、節水を実現するシャワーヘッドなどがあります。好みに応じて交換することをおすすめします。
節水はアイデア商品の宝庫
その他にも市販品では蛇口のハンドルに取り付け、一定以上に回そうとすると壁にぶつかって回せなくなるような延長レバーや、蛇口の噴出口に取り付け、水流の強弱を変えられる整流板など、いろいろなアイデアグッズがあります。
皆が少しずつ意識することで、大きな成果につながります。
節水グッズ、ぜひ試してみてください。