今年も残すところあと1ヵ月余り。昨日は関東で11月としては観測史上初めて積雪を観測するなど、本格的な冬の訪れを感じます。この季節に多くの方が悩まされるのが乾燥肌。さまざまな保湿グッズや家電が販売されていますが、洗濯物の「部屋干し」も湿度上昇には有効なワザです。ただ、イヤなニオイがついてしまうようでは本末転倒。今回はニオイを発生させない部屋干しのコツを紹介します。
冬のカサカサと何とも言えないあのニオイ…
上手な部屋干しで同時に解決します!
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部屋干しのイヤなニオイの原因は?
ニオイの原因は皮脂や汗などの汚れが化学的に変化し、雑菌が繁殖したために起こると言われています。さらに、外干しに比べて部屋干しは風通しがよくないため、衣服が乾くのにどうしても時間が掛かってしまいますし、日光による紫外線殺菌の効果も得られません。
乾きを早くするためには?
濡れた衣類は、重なった部分の内側は乾きが悪くなるので、少しでも外側に出る部分を多くし、内側にも空気が通るような工夫で乾きは早くなります。ここでは、干し方のコツを4つご紹介します。
逆さバンザイ干し
長袖やフード付きの服は、逆さにつるして袖や脇、フード部分の重なりをなくすると早く乾きます。冬はトレーナーや厚手のパーカーが活躍する季節ですので特に効果的です。ただ、シャツなど型崩れの気になるものは、仕上がりの形にしてボタンを2~3ヵ所留めて干しましょう。
ちょこっと干し
タオルは半分に折りたたんだ状態で干すより、“ちょこっと掛け”の方が外側に出る面は多くなる分早く乾きます。タオルだけでなく、掛けて干すものはちょこっと掛けを心がけるようにしましょう。ただし型崩れが気になるものは、バンザイ+ちょこっと掛けのような工夫も必要です。
ジグザグ干し
バスタオルやシーツなど大きなもので“ちょこっと掛け”が無理な場合は、横長にもって長い辺をジグザグしながらピンチハンガーに留めて干せば、重なり部分ができず乾きやすくなります。多少手間はかかりますが、干し上がりの早さが違います。
裏返し干し
縫い目は分厚くなっているため乾きにくい部分。表に出した方が、つまり裏返しにした方が早く乾きます。生地の厚いジーンズや裏起毛のズボンは乾きにくい衣類の代表格。たくさんピンチのついた角形ハンガーに筒状に留めて内側にも風が通るように干せば、より早く乾きます。
冬の外干しは、夏より空気が乾燥しているはずなのになかなか洗濯物が乾きません。濡れた服から空気伝いに水が抜けていく過程で乾くのですが、実は冬は、気温が低いためにこの行程にとても時間がかかるのです。部屋干しを効果的に利用して、室内環境向上と気持ちの良い洗濯ライフを両立させましょう。