2016年11月7日更新 Vol.22

【上】電力会社別!家庭でできる
省エネ・電気料金削減手法とは(ブレーカー編)

  • 電気

北海道・東北・東京・中部・北陸・九州電力の管内で使用可能です!

私たち日本テクノは提供番組として『省エネの達人 企業編』を毎週水曜日の夜9時54分からBS7チャンネルで放映しています。
この番組は「企業編」と銘打って放送していますが、実は視聴者の皆様から私たちに「一般家庭でできる省エネ・節電対策はないの?」という質問を多くいただきます。


そこで本コラムでは、一般家庭で電気料金を削減する手法を2回にわたってご紹介します。
今回紹介するのは、ブレーカーの対応アンペア(以下A)数を変更する手法です。これは配電盤内に必ずブレーカーが設置される北海道・東北・東京・中部・北陸・九州電力の管内で利用できる、もっとも手っ取り早い手法です。
※なお、電力会社には時間帯で安い電気を提供するなど、さまざまなプランがありますが、割引率などがばらばらなため、こちらを活用した電気料金削減策は今回紹介しません。それぞれのプランについてはご利用の電力会社のサイト等でご確認ください。

節約の決め手はA(アンペア)数!

まずはご家庭の電力供給契約のA(アンペア)数を確認してみてください。これは、電気料金の請求明細にも書かれていますが、もっとも手っ取り早いのは分電盤内のアンペアブレーカーを見ることです。
アンペアブレーカーには現在の契約アンペア数が色と数字で示されています(以下は東京電力の例)。

10A=赤、15A=ピンク、20A=黄、30A=緑
40A=灰、50A=茶、60A=紫

契約Aの基本的な考え方

この契約A数とは、ご家庭内で瞬間的に何Aまで使えるかということを示しています。
一般家庭の例を見てみましょう。IHジャーは炊飯時に約13Aの電気を使います。また、電子レンジ(30Lクラス)は食品加熱時に約15Aの電気を使います。合計で28Aです。この時にたとえばエアコンを点けて5.8Aの電気を使ったとします。そうすると30Aの契約だった場合、3.8A超過することになり、アンペアブレーカーが落ちます。これが40Aの契約であれば、あと6.2Aの余裕があることになります。これが契約Aの基本的な考え方です。

次回は、契約A数を引き下げて家電製品を使う際にはコツをご紹介します。

参考:現在契約のアンペア数の確認方法(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/ep/private/ampere2/ampere02.html

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