今回の出演企業は香川県高松市の「石清水八幡宮 神明殿」。
奈良時代より1300年続くこちらの神社。敷地内にある「神明殿」では、1日1組の貸し切りウエディングが行えるほか、宴会場として地元、高松市民をはじめ、多くの人に親しまれています。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電力ピーク
約26%削減
2016年(2013年比)
電気使用量
約7%削減
2016年(2013年比)
省エネ施策
- お客様の動線にあわせてエアコンを調整
- 老朽化した厨房の冷蔵庫、冷凍庫を新しいものに入替え
- 1階ロビーの照明をLEDに交換
省エネの背景
瀬戸内海に面する港町へ
省エネ施策
1 直前につけることが省エネと勘違い
こちらではお宮で神前挙式を執り行った後、神明殿で披露宴を実施しています。以前、宴会場では披露宴の開始直前にエアコンを一斉に稼働させていました。しかし、これによって建物内のほぼ全てのエアコンの稼働が重なり一気に電力ピークに。
電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?
電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。
2 見えないところで快適性を維持
夏場、花嫁が汗だくになる姿に心を痛め、先代はお宮内にエアコンを設置。古い型のため大量に電気を消費しますが、快適な空間を維持するには止められません。そこで達人は参列者の動きに合わせて、他の場所でエアコンを調整するようにしました。
3 お客様の動線にあわせて省エネ
朝は1階ロビー、挙式30分前にお宮、さらに挙式が始まる11時頃になると披露宴に備えて宴会場のエアコンを稼働させます。しかし、お宮と宴会場での稼働が重なるため、挙式が終わるとすぐにお宮のエアコンを停止。その後もお客様の様子を見ながら調整を行います。
まとめ
宮司と社長、2つの立場をいかして省エネに成功
さらに達人は老朽化した厨房の冷蔵庫や冷凍庫を新しいものに入替え、1階ロビーの照明もLEDに交換。
みなさんが快適に過ごせるように自分が努力すると、その背中を見て従業員も協力してくれますとお話いただきました。
企業プロフィール
- 会社名
- 石清水八幡宮 神明殿
- 地域
- 香川県高松市
- 業種
- 結婚式場
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