今回は栃木県那須烏山市にある烏山保育園の省エネを紹介します。大正15年、お寺の本堂を開放して始まった歴史ある保育園で、仏教の教えを中心に「共に生き、共に育ち合う」保育を実践。毎日子どもたちの笑顔が絶えません。こちらでは通常の保育の時間割以外に、「電気の時間割」があるといいます。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約17%削減
2015年(2014年比)
電力ピーク
約34%削減
2015年(2014年比)
省エネ施策
- エアコンや掃除機の稼働時間を決める
- 掃除機とほうきをクラスごとに交互に使用
- 3名のエコリーダーが省エネ活動を提案
省エネ施策
1 楽しくのびのびと活動できる保育園
2 他のクラスと電気の使用時間が重なる
園内には事務所、お遊戯室、給食室、年齢ごとに分けられた7つの教室があります。これまで保育士は担当するクラスに専念するあまり、掃除の際に他のクラスと掃除機の使用が重なって一気に電力ピークを迎えていました。そこで達人がとった行動とは?
電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?
電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。
3 電気の時間割でわかりやすく情報共有
まずは、クラスごとにエアコンや掃除機などの稼働時間を決め、電気の使用スケジュールを作成。これが全クラスに掲示されています。各クラスがなにをしているか情報共有を徹底することで、電気の使用を分散化できたといいます。また、ほうきと掃除機を使うクラスを交互に設けています。
4 子どもの教育の一環にもなる
さらにこちらでは子どもたち自らがこまめに電気を消したり、ドアを開け閉めを手伝ってくれるとのこと。こうした取り組みを考えているエコリーダーの先生は、省エネ活動を通して子どもたちが成長したときに電気の使い方を意識できるようになっていたらうれしいと話してくれました。
企業プロフィール
- 会社名
- 烏山保育園
- 地域
- 栃木県那須烏山市
- 業種
- 保育園
- 従業員数
- 31人(2015年11月1日現在)
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