今回は石川県金沢市にある森八 専光寺工場の省エネを紹介します。こちらは1625年に創業した老舗和菓子店で、日本三大銘菓といわれる落雁の長生殿をはじめ、さまざまな和菓子を製造。また、本店に併設された木型美術館では、加賀の和菓子文化の歴史と魅力を発信しています。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約13%削減
2015年(2011年比)
省エネ施策
- シフト調整を行い、工場の稼働時間を短縮
- 手が空いた製造スタッフは配送業務を手伝う
省エネ施策
1 寛永2年創業の老舗和菓子メーカー
2 和菓子作りには環境が大切
森八のこだわりは「伝統の味を守り続けること」。そのためには和菓子作りの環境に妥協できないと達人はいいます。温度や湿度が味や品質を左右するため、工場内はエアコンや加湿器の稼働が欠かせません。それでは、どのように省エネしているのでしょうか…?
3 勤務シフトを調整して省エネ
こちらの工場の製造部では35名のスタッフが、受注部門・計画生産部門・製あん部門に分かれて働いています。数名の出勤でも照明やエアコンをつけるため、電気を無駄に使用していましたが、現在は勤務シフトや生産計画を見直し、部門ごとに休みをとることで電気の使い方にメリハリをつけ省エネにつなげています。
4 製造部の職人も他部署の応援に
また、配送部は製造部に比べ作業時間が長いため、照明やエアコンの使用も多くなります。そこで就業時間よりも早く手が空いた製造部門のスタッフに手伝ってもらっているそうです。こうしてみんなに効率的な働き方への理解を求めたことで協力を得られ、省エネに成功しました。
企業プロフィール
- 会社名
- 森八 専光寺工場
- 地域
- 石川県金沢市
- 業種
- 菓子製造・販売
- 従業員数
- 140人(2015年8月1日現在)
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