今回は岐阜県羽島郡にある回転寿司店、すしの郷 とろ一挑の省エネを紹介します。新鮮な旬の魚を手頃な価格で楽しめるとあって、ファミリーだけでなくお昼どきはサラリーマンも多く訪れる人気店です。省エネキーワードは「安心安全と美味しさを第一に」。生ものを扱っているため、特に衛生管理に注意し、エアコンなどを調整しながら電力ピークを抑えています。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約9%削減
2015年(2014年比)
電力ピーク
約20%削減
2015年(2014年比)
省エネ施策
- ピーク時は冷凍冷凍庫の電源を切る
- 下げたお皿は溜めて電力ピークとずらして洗う
- ランチどきはレーンを停止する
- サーキュレーターとエアコンを併用する
省エネ施策
1 リーズナブルに新鮮なお寿司を満喫
電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?
電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。
2 お客さんと食材に配慮した省エネ
店がもっとも賑わうのは19~20時。店内のエアコンや駐車場の照明、厨房の洗浄機などの稼働が重なり、電力は一気にピークに…。達人は冷蔵冷凍庫の電源を切り、それでも足りなければバックヤードの照明一部と、エアコンを消す順番をルール化。お客さんと食材に影響を与えないよう配慮しながら、電力ピークを抑えたのです。
3 冷蔵冷凍庫を停止して中身は安全?
でも暑い時期に冷蔵冷凍庫の電源を落として問題ないのでしょうか?できる限りドアを開けないようにすることで、庫内の温度上昇を防ぎます。30分程度であれば、温度変化はないといいます。また、以前は下げたトレーやお皿をすぐに食器洗浄機で洗っていましたが、現在は溜めておき電力ピークの時間帯とずらして洗っています。
4 美味しさと省エネの両立に成功
浜口調査員が寿司を食べようとするとレーンが回っていないことに気づきました。お客さんに握りたての寿司を食べてほしいという思いもあって、ランチどきは省エネのためにレーンを止めているそうです。ほとんどの方がランチメニューを注文するため、レーンが停止していても問題なく省エネに成功しました!
企業プロフィール
- 会社名
- すしの郷 とろ一挑
- 地域
- 岐阜県羽島郡
- 業種
- 回転寿司
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