今回は東京都西多摩郡日の出町にある東京プラスチックス株式会社の省エネを紹介します。こちらの会社では、メーカーが新商品を開発する際に必要となるプラスチックの試作品を製造しています。たとえばカメラの試作品に使う部品など。早速、達人に省エネのポイントを案内してもらいました。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約11%削減
2014年(2012年比)
省エネ施策
- 材料を石膏からロウに変更し、換気扇の使用を停止
省エネ施策
1 高品質プラスチックモデルの試作
2 電気使用のもとは6台の換気扇
工場には換気扇が6台設置されていて、これまでは常に稼働させていましたが、今は止めているといいます。その秘密は部品を削り出す加工工程にあります。プラスチックの表を削り裏も同じように削る際には、一旦表の削った部分を埋める必要があります。
3 材料を変更して粉塵の問題を解決
これまでは石膏を使って削った部分を埋めていました。石膏を使うと加工の際に粉塵が舞うため、換気扇を稼働させる必要がありましたが、達人は石膏からロウに変更。粉塵対策の換気扇をストップし省エネにつなげました。これによってさらなる効果が…!
4 エアコンへの負荷が軽減
換気扇を通して工場内に外気が入ってこなくなったため、エアコンへの負荷が軽くなり設定温度も上がりました。以前は20℃だったのに対し、今は26℃に温度設定しても十分工場が冷え、製品の品質が維持できるようになりました。
企業プロフィール
- 会社名
- 東京プラスチックス株式会社
- 地域
- 東京都西多摩郡日の出町
- 業種
- プラスチックモデル試作
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