2019年4月25日更新 Vol.111

真夏にアイスクリームは売れない?
仕組みを知って効率的に身体を冷やそう

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今が食べどきのアイスクリーム

夏に向けてじわじわ暑くなってきました。そんなときに恋しくなるのがアイスクリーム。しかし、真夏はアイスクリームの売上が落ちるというのはご存知ですか?それは暑さが厳しいほど、私たちはより冷たさを感じるかき氷などを欲するから。日本アイスクリーム協会の調査によると、もっともアイスクリームをおいしく感じる気温は25℃くらいなのだそうです。

さっぱりしたものが恋しくなる訳

実は夏と冬では身体の代謝量が異なります。夏は汗をかくため代謝がいいように思いますが、冬は寒さに耐えられるよう身体は積極的にエネルギーをつくり、熱を放出(産熱)しています。私たちは暑さに慣れると産熱を抑えるため、低脂肪・低カロリーのものを欲するようになります。かき氷を手にとるのは、冷たさを感じやすいからという理由だけでなく、環境の変化による身体のメカニズムも関係しているのです。

冷たいものをとるのは逆効果?

アイスクリームやかき氷を食べた後、しばらくするとより暑く感じたことはありませんか?低温の食べ物を摂れば消化器官が冷やされますが、人間には体温を一定に保つ機能が備わっていて、再び体温をもとに戻そうとするため、涼しく感じる効果は長続きしないといわれています。また、以前のコラムで紹介したように、暑いからといって冷たい飲み物や食べ物ばかりとるのは、健康面からも適当であるとはいえません。

夏に食べるとよいものはコレ

それではこれからの時期、なにをとればよいのでしょうか?それには葉菜がおすすめ!キャベツやレタス、白菜などは大部分が水分でできていて、食べたときの消費エネルギーが低いため、身体が暑くなりづらいといわれています。夏を健康的に涼しく過ごすなら、葉菜が入ったサラダや低脂肪のさっぱりした料理を食べるとよいでしょう。夏野菜も水分が豊富です。この他にもエアコンなどに頼らず、夏を涼しく過ごすための方法を紹介しています。


夏を涼しく過ごすための食事法 アイスやアルコールに注意
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2013/020400.php

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