圧縮空気を捨てる=電気を捨てる
その解決法は?

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

電気使用量

11%削減
2013年(2012年比)

省エネ施策

  • 定期的に圧縮空気のプラグを交換してエア漏れを防ぐ
  • コンプレッサーにバルブを設置して必要に応じて開閉する

省エネ施策

1 省エネキーワードは「時間差」


今回は埼玉県所沢市を訪ねました。大和化学工業株式会社は発泡スチロール製品を製造している会社。また、プラスチック製品の加工も請け負っています。
敷地内には発泡スチロール工場とプラスチック製品加工場、事務所の3つの建物があります。まずは発泡スチロール工場に向かいます!

2 電力消費の多いコンプレッサー


この工場には圧縮空気を使い、原料を移動させる機械があります。ほかに成形機やプラスチック製品の加工場などでも圧縮空気を使っています。そのため同社では、この圧縮空気をつくるコンプレッサーに多くの電力を使っているのです。しかし、空気が通るプラグが3~4年で劣化し隙間からエア漏れするため、達人は400個のプラグを順次交換しました。

3 空気が漏れた分、使う電気


「圧縮空気を捨てるということは、電気を捨てているのと同じこと」と達人は話します。さらに“時間差”を利用した取り組みも始めたそうです。
1日の作業が終わった17時、達人はコンプレッサーのバルブを締め、発泡スチロール工場に空気が流れないようにしました。

4 作業時間に合わせてバルブを開閉


コンプレッサーは2つの工場の中間にあり、そこから圧縮空気を送っています。プラスチック製品は20時頃まで加工し、その時間までコンプレッサーが稼働。しかし、17時に作業が終わる工場にも空気が送られてしまうため、プラグから漏れている状態でした。そこで発泡スチロール工場側のバルブを締め、エア漏れを防いでいるのです。

企業プロフィール

会社名
大和化学工業株式会社
地域
埼玉県所沢市
業種
発泡スチロール成形

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