今回登場するのは千葉県八千代市にあるレストラン ロス・アンジェルス。地元で人気の洋食レストランです。
厨房には8口のガスコンロがあるので、熱気で厨房の温度が上がります。店内の温度調整はどのように行っているのでしょうか。その省エネ活動を紹介します。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電力ピーク
約17%削減
2012年(2010年比)
省エネ施策
- 冷房と除湿を併用して店内の温度ムラをなくす
- 繁忙時間は自動ドアを手動に変更する
省エネの背景
省エネ施策
1 省エネと快適性の両立をめざして
店の支配人をつとめる達人は、以前、店内のエアコンの温度を22℃~23℃に設定していました。
場所によって「暑い」「寒い」というお客さまのご意見を受け、その対策として店内を27℃に設定し、高い温度でも涼しく感じる工夫をしました。
2 冷房と除湿を併用して温度ムラをなくす
達人は、客席のエアコン3台を冷房から除湿運転に変えました。冷房で運転しているのは、入り口のエアコン1台のみ。 冷房と除湿の併用を始めたのです。除湿運転では風量は常に弱めに出して、一方冷房運転では強めと弱めを繰り返します。 この違いを利用して、暑くなりやすい入り口を強風で冷やし、客席には常に弱い風を流すことで、店内の室温のムラはなくなりました。 冷房と除湿を使い分けることで、省エネをしながら快適な店内づくりができました。
3 繁忙時間は自動ドアを手動にする
もう1つの省エネ対策は、ランチタイムに外気が店内に入らないよう自動ドアを手動にすることです。 こうした工夫を凝らし、契約電力を約17%削減、電気代を月に約1万円節約することができました。 冷房と除湿の2つを使い分けたことで、室温を27℃に設定しても快適な店内に。同店の快適性と省エネの両立をめざした取り組みは続きます。
企業プロフィール
- 会社名
- レストラン ロス・アンジェルス
- 地域
- 千葉県八千代市
- 業種
- 洋食レストラン
- 従業員数
- 33人(2012/9/1現在)
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