先週に引き続き、神奈川県横浜市の伸光写真サービスの取り組みについて紹介します。 前回は環境委員会の設立や、部署ごとの削減項目分け、部屋ごとの空調の温度設定について達人の笠松さんからお話を伺いましたが、今回はどんな取り組みが聞けるのでしょうか。
省エネ経済効果・費用
お手軽度 
省エネ施策
- 部屋をビニールカーテンで仕切る
- 回収型の仕出し弁当に切り換え、ゴミを削減
- 機械ごとに水道メーターをつける
省エネの背景
省エネ施策
1 社内環境を把握する
社内にどんな設備がどのくらいあるのか把握し、管理環境を整えるため環境委員会では月に一度5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)パトロールを行っています。
社長室も例外ではなく、整理、整頓が行き届いていないところは写真に撮られ、報告書にアップされます。
2 社員参加型の環境改善
達人は省エネなどのアイデアを社員から募るため、社内に改善提案箱を設置しています。
今まで寄せられた提案は「室内に透明のビニールカーテンを設置して仕切りをつくり、空調効率を上げる」、
「昼食の出前は回収容器を使う仕出し弁当にすることで、ゴミの排出量を減らす」など。
社員から提案があったアイデアはほぼすべて実行しているそうです。
3 地域環境に根ざした取り組み
また、近くに鶴見川が流れていることから長年排水には気を遣ってきたそうですが、 基盤表面の不純物を取り除く際に多量の水を使用するため、水を使う機器に個別の水道メーターを付け、水量を管理するようにしました。 メーターを設置することで機器ごとの使用量が明確になり、 さらに漏水もすぐにわかるようになりました。これも社員からのアイデアだそうです。
4 まだまだ続く省エネサイクル
さまざまな取り組みの結果、経費の削減に成功し、達人はガソリンの使用量を削減しようと考え、
電気自動車を購入。成果をさらなる省エネにつなげています。社長や同僚社員からの支持もあり、達人の省エネのサイクルはまだまだ続きます。
企業プロフィール
- 会社名
- 伸光写真サービス株式会社
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 業種
- プリント基板製造
- 従業員数
- 30人（2008/11/1現在）
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