今回登場するのは神奈川県相模原市にある株式会社東鈴紙器。1975年創業で段ボールの印刷や加工を行っている企業です。
2011年の震災後、消費電力15%削減を目標に社員一丸となって省エネ活動に取り組み、相模原市から表彰を受けました。
どんな取り組みをしたのでしょうか。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- ベルトコンベアの稼働回数を減らす
- 水銀灯を列ごとに点灯できるよう配線
- カーテンや扇風機で、エアコンの稼働効率アップ
省エネの背景
省エネ施策
1 節電川柳で気持ちをひとつに
省エネ活動成功の鍵は社員全員が目標に向かって同じ方向を向いたことと話す社長。
達人は省エネ意識を高めるため、社員から節電川柳を募集しました。その結果社員数を上回る応募があり、社員全員が強い節電意識を持っていると実感した達人はさまざまな行動を起こします。
2 ベルトコンベアの稼働回数の削減
段ボール加工のための大きな機械は電力ピークを抑えるため交互に稼働。
また段ボールの加工で出る端材を流すベルトコンベアは常時稼働をやめ、ある程度溜めてから動かすことで大幅な節電に成功しました。端材も集めて再利用しています。
3 第二工場での取り組み
今まですべて点灯していた照明を見直し、列ごとに点灯できるよう配線しなおしました。
必要な箇所のみつけることができるので大幅な電力カットになります。さらにこちらの工場ではあまった段ボールシートを緩衝材として加工して資源をムダなく利用しています。
4 事務所では社員の知恵が生きる!
事務所スペースでは照明を間引くほか、社員の生活の知恵が生かされています。タイムカード横に設置された節電提案書に社員がアイデアを記載していきます。 事務所内に人が少ないときはパーテーションを使い暖房効率を高めたり、扇風機をサーキュレーター代わりに使用したりと、社員の提案を採用することで省エネ活動に活気も生まれます。 この会社では社員の知恵と努力で消費電力38%削減に成功しました。
企業プロフィール
- 会社名
- 株式会社東鈴紙器
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 業種
- ダンボール・梱包材製造
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