今回の出演は東京都足立区にある特別養護老人ホーム はるかぜ。動物セラピーや、地元の婦人会によるフラダンスの催し物など、 地域密着のアットホームな施設です。そんな施設で職員と一丸になって光熱費削減に努めるのが今回の達人の麓施設長。どんな取り組みをしているのでしょうか。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- 全体会議、日誌で省エネについて情報を共有
- 食器洗浄器の稼動をずらす
- よしずと遮光フィルムで廊下の温度を下げる
省エネの背景
省エネ施策
1 まずは意識の共有から
施設では週に一度全体会議を開き、施設の運営や省エネ活動について話し合います。
毎日つける業務日誌にも電気の消し忘れなどが記載され、全員で共有するなど、職員全員が活動に取り組めるようにしています。
2 細かい取り組みの積み重ね
達人は施設長に就任後、まず浴室のシャワーヘッドを手元で止められるものに交換しました。 頭を洗っている間などの水の出しっぱなしをもったいないと思ったからです。そのほかにもグリーンカーテンによる室内温度の調整や、階段の利用、 おしぼり機の使用時間の明確化、複数台ある食洗機の使用するタイミングをずらすなどさまざまな取り組みを行っています。
3 厨房の暑さの原因は…?
しかし、4階の厨房だけは業務用エアコンの設定温度を下げても室温が30℃を下回らず、電気代を圧迫していると達人を悩ませていました。
この謎を解いたのは管理栄養士の髙畠さん。大きな窓から入る日光で温められた廊下の空気が換気扇の働きで厨房に流れ込んでいると気づいたのです。
4 見事温度を下げることに成功!
廊下の温度を下げることで厨房の温度も下がるのではないか、という髙畠さんからの提案で達人は廊下の窓によしずと遮光フィルムを設置。 廊下の温度を下げることに成功しました。そして廊下のエアコンを29℃に設定し、扇風機で厨房に空気を送り込むことで厨房内のエアコンは以前の18℃から23℃に設定変更できました。 これからも職員の気づきを尊重し、一丸となって省エネ活動に取り組んでいきます。
企業プロフィール
- 会社名
- 特別養護老人ホーム はるかぜ
- 地域
- 東京都足立区
- 業種
- 特別養護老人ホーム
- 従業員数
- 53人(2011/10/1現在)
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