利用者と触れ合うことで伝わった
施設を大切に思う気持ち

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星1個(星3個が最もお手軽)

省エネ施策

  • 事務所の空調は使用せずに扇風機で対応
  • トイレの照明はブレーカーを落とす
  • 雨水を利用してグリーンカーテンを育成

省エネの背景

今回紹介するのは東京都国分寺市にある地域密着の障がい者福祉施設の社会福祉法人 ななえの里。 利用者の方々が自分たちで作った野菜を使ってパンやケーキなどの食料品をつくったり、木工製品をつくったりして販売しています。 また、月に一度開かれるバザーには地域の方が多く訪れ、親しまれています。この施設では所長の八橋さんが先頭に立ち積極的に省エネに取り組んでいます。

省エネ施策

1 徹底したエアコンの省エネ

できるだけ効果的かつ効率的に運営するため、施設ではエアコンの温度を28℃に設定し、暑い日は扇風機を使っています。 さらに事務所では照明、エアコンどちらもつけずに扇風機のみで業務をしています。 2階ロビーでの作業はエアコンの冷気が逃げやすいため場所を変更し、トイレのエアコンも必要がないと判断しブレーカーを落としました。

2 利用者にも意識してもらうことが大切

月に一度行われる合同会議で利用者にも省エネの大切さを共有しています。 定期的に共有することで『天気のいい日は使う照明を半分にすると話し合いで決める』など、利用者にも気持ちの変化が生まれました。 また、室温や体調を気にかけ、積極的に話しかけるうちに施設を大切に思う利用者の気持ちを感じ取った達人は施設存続のために大改革を行いました。

3 色々なことにチャレンジ

施設では採算性を優先し、以前給食をつくるために使用していた調理室を、パンづくりのための厨房へ変更。 給食をつくるかわりに販売用のパンをつくるため、冷蔵庫やオーブンを導入しました。 給食つくりと比べガス代と水道代は大幅に減り、電力のピークも施設全体での取り組みにより約20%削減できました。 施設の外ではグリーンカーテンを新たに設置。雨水を活用しながら屋上や施設全体の緑化を実現すべくさまざまな植物の育成にチャレンジしています。

企業プロフィール

会社名
社会福祉法人 ななえの里
地域
東京都国分寺市
業種
就労支援施設
従業員数
8人(2011/9/1現在)

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