ポイントは冷蔵庫、冷凍庫の電源オフ!
品質を落とさない省エネ活動の工夫とは?

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星1個(星3個が最もお手軽)

省エネ施策

  • 反射板付きの蛍光灯と天窓を設置
  • 冷蔵庫や冷凍庫のスイッチを切って省エネ
  • 室外機に打ち水、霜取り時間をずらす
  • 冷凍庫の扉を開けて冷蔵庫に冷気を逃がす

省エネの背景


今回の出演は山梨県甲府市の株式会社野中。1948年創業の同社は、県内外の和菓子屋さんやパン屋さんにあんこを納める原料メーカーです。 原料の高騰や包材の値上げがあってもすぐに商品の値上げをするのではなく、省エネをはじめとする経費節約に努めています。 提供品質を落とさない省エネ活動にはどんな工夫があるのでしょうか。

省エネ施策

1 反射板付きの蛍光灯と天窓を設置


同社では、作業終了後に毎日ミーティングを行い、その日の使用電力の報告をしています。ほかにも月の使用電力をまとめた表を従業員が見える場所に掲示するなど、省エネ意識を高めています。 工場では屋根裏に遮熱シートを貼り、蛍光灯に反射板をつけてムダなく光を使い、小窓をつくり外光を採り入れて節電。また、工場内で使用する水はすべて井戸水なので、水道代はかかりません。

2 冷蔵庫や冷凍庫のスイッチを切って省エネ


いちばんの省エネポイントは冷蔵庫、保冷庫、冷凍庫のこまめなオンオフ。冷凍庫は-15℃、冷蔵庫は0℃に達すると一時的に電源をオフにし、電力ピークを抑えてきました。 そして作業効率を落とさないために、スイッチを一ヵ所にまとめて管理しています。

3 室外機に打ち水、霜取り時間をずらす

さらに達人は、冷蔵庫の室外機に打ち水をし、室外機の表面温度を約2~3℃下げました。そして冷蔵庫と冷凍庫の霜取りの時間をずらすことで、電力ピークを一層抑えることに成功しました。

4 計画停電対応のカギは冷蔵庫のなか!


東日本大震災による計画停電が行われた際には、冷蔵庫と冷凍庫が隣接している特性を利用して対応しました。冷蔵庫の方が先に温度が上がってくるので、冷凍庫の扉を開けて冷蔵庫に冷気を逃がして庫内を冷やしたのです。 今後の目標は、必要なときに必要なだけ電気を使うための自家発電。従業員一丸となって省エネに取り組み続けます。

企業プロフィール

会社名
株式会社野中
地域
山梨県甲府市
業種
餡・菓子製造
従業員数
17人(2011/9/1現在)

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