電力ピークを抑える秘策
夜間作業の効果とは?

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

電力ピーク

32%削減

省エネ施策

  • 製造ラインの一部を夜間作業に移行
  • 各ラインごとにチームを組んで5S活動を行う
  • 製造工程で出る残渣をろ過してごみを減らす
  • パン屑を養豚場のエサとして提供

省エネの背景


今回の出演は茨城県筑西市のライオンフーヅ株式会社 関東工場。 冷凍食品や豚カツなどで使われる業務用のパン粉を約300から350種類製造しています。いろいろなアイデアで衛生的な工場を運営する同社の省エネへの取り組みをご紹介します。

省エネ施策

1 電力ピーク約30%削減の秘策


パン粉はまずパンづくりから始まります。そしてパンの製造ラインの稼働にかなりの電力を使います。 昼間の電力ピークを減らすため、電力使用量の多いパンの製造を夜間に移行することで、約30%の電力ピーク削減に成功しました。

2 ラインごとのチームで5S活動!


工場内のラインごとにチームを組み、環境整備や作業効率アップ、省エネなどに取り組みました。「ムダがなくなったので、作業が速くなった」 「活動の成果が自分たちに還ってくるのでがんばっている」「仕事に対する考え方が変わった」という従業員の意見が印象的でした。

3 製造工程で出る残渣をろ過

工場内でムダが一番多く出ていたのが、焼き終わった後のパンの残渣(ざんさ)を取り除くラインでした。そこで、吸引機でできるだけ多くの残渣を吸引し、 取り切れなかったものは網目の細かい機械でろ過しました。こうした改良の結果、ごみの発生量を抑え、汚泥発生量は約47%削減。浄化槽の稼働効率も上がりました。
同社では地元還元とリサイクルを兼ねて、工場から出たパン屑を養豚場にエサとして提供しています。これらのさまざまな取り組みは、従業員全体の意識向上につながりました。 将来は工場の広い屋根を利用した太陽光発電の導入も考えているそうです。

企業プロフィール

会社名
ライオンフーヅ株式会社 関東工場
地域
茨城県筑西市
業種
製粉加工・販売
従業員数
80人(2011/8/1現在)

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