アルミ加工も省エネ型!
熱処理の工夫を紹介します

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星1個(星3個が最もお手軽)

省エネ施策

  • 水銀灯をやめて手元の蛍光灯を使用
  • 時間を決めて一気に熱処理を行う
  • 保温材を巻いてガス効率アップ

省エネの背景


今回登場するのは静岡県富士宮市でアルミ熱間鍛造を専門に行う埼玉プレス鍛造株式会社 静岡工場です。 アルミを温めてから叩き、熱処理をすることで素材をより硬くし、その後主に自動車やバイクの部品に加工しています。 エコアクション21や5S活動が盛んだというこちらの企業では、どんな取り組みをしているのでしょうか。

省エネ施策

1 全員が省エネの達人


月に一度開かれる改善会議に全員が「省エネの達人」として参加し、取り組んでいます。 先頭に立つのは社長の内海さん。節電やエコにつながるアイデアを各課から集めています。さまざまな部署が集まり、互いに知恵を出し合うことで数多くの対策が生まれます。

2 まずは工場のことを知る


社長とともに立ち上がったのは工場長。 工場全体で800kWある基本電力量をどうにか下げられないかと思い、各設備のアンペアを計って回り、工場内のどの設備がどのくらいの電力を使用しているのか把握して省エネ活動をスタートさせました。

3 達人の技の数々がこちら

社員全員が省エネ意識を持ったことで、達人たちの技が生まれました。 仕上げ作業や製品チェックをする課では電力消費量の多い水銀灯を廃止し、従業員が作業をする手元に蛍光灯を設置することで作業効率をアップさせました。 また、熱処理をする課では、一度に大量の製品を入れると温度を保つために多くのガスを消費するため、一定間隔で入れることに。その結果均一に、かつ早く熱処理ができるようになりました。

4 自分たちの手で省エネ仕様に

アルミを温め金型で型を取る課では、機械に銀色のシートが巻かれています。実は従業員たちの手で巻いた保温材だそう。 ガス効率が向上し、ガス代約7%の削減になりました。社長の内海さんは「満足することも満足させることも必要、『信頼と満足』がうちの経営方針です」と話します。これからも従業員全員が達人として省エネ活動に励みます。

企業プロフィール

会社名
埼玉プレス鍛造株式会社 静岡工場
地域
静岡県富士宮市
業種
アルミ熱間鍛造
従業員数
86人(2011/6/1現在)

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