今回お邪魔するのは茨城県東茨城郡にある特別養護老人ホーム 桜の郷元気です。
桜の郷は地域全体で安心・ふれあい・うるおいの3つの機能を備えたユニバーサルデザインの理念を取り入れて、施設では80名の利用者と30名のデイサービス利用者が過ごしています。
利用者に不便をかけない省エネをしているそうですが、どんなことをしているのでしょうか。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- 窓を開けて風通りをよくしてエアコンを控える
- 30枚以上コピーするときは輪転機を使用する
- 深夜電力を活用し、床暖房を稼動する
- 昼礼をパソコン上で行うことでペーパーレス
省エネの背景
省エネ施策
1 職員の陰の努力
事務所の照明を最小限にすることはもちろん、事務所と廊下の窓を開け風を通すことでエアコンの使用を極力抑えています。
施設内の掃除やワックスがけも職員の手で行っています。また複合機には職員がコストを意識できるよう印刷単価を掲示し、印刷の枚数に応じてレーザープリンターと輪転機を使い分けています。
2 時間帯によって暖房を使い分け
床暖房は電気の安い深夜の時間帯に暖めておき、昼間の時間帯はエアコンを使って部屋を暖めています。
職員も利用者に声掛けをしながら消し忘れを小まめにチェック。昼礼でも省エネ報告で職員同士が意識を共有しています。
3 業務効率も利用者との時間もプラスに
衛生管理のため、食事のあとの洗い物も大切ですが、念入りにやればやるほど時間がかかってしまうのが課題でした。 それにより利用者と過ごす時間も減ってしまいます。そこで施設では食器洗い乾燥機を導入。職員の手間が省け、節水にもつながりました。
4 スイッチングシールで意識共有
達人が職員に省エネの意識付けをした結果、スイッチングシールを使用した照明の運用というアイデアが生まれました。
昼間は白いシール、夜間は黒いシールの貼ってある照明を点灯し省エネに成功しました。職員も資源の大切さを考えながらこれからも利用者第一で業務に励みます。
企業プロフィール
- 会社名
- 社会福祉法人 泰仁会 特別養護老人ホーム 桜の郷元気
- 地域
- 茨城県東茨城郡
- 業種
- 特別養護老人ホーム
- 従業員数
- 76人(2011/4/1現在)
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