今回の出演は栃木県宇都宮市の株式会社雅秀殿 石焼らーめん火山。
熱々に熱した石鍋で提供される石焼らーめんが人気のお店です。この一杯に、同店の省エネの秘密が隠されていました。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
ガス使用量
約15%削減
2010年(2009年比)
省エネ施策
- 石焼鍋の加熱はお客さまの来店後に
- 「ガス日記」として省エネアイデアを回覧
- 省エネに根気よく取り組みガス代約15%削減
省エネの背景
省エネ施策
1 石焼鍋の加熱はお客さまの来店後に
同店の省エネ活動は、原油高騰によるガス代の値上がりをきっかけに始まりました。達人はチェーンの省エネリーダーに就任。らーめん一杯をつくるガスの使用量を算出したところ、他店よりかなり多くかかっていました。そこで達人が着目したのは石鍋を熱するバーナー。達人は火のつけっぱなしを止め、注文後に点火するよう提案。しかしスタッフからは、料理の提供時間がかかってしまうといった意見が出て、全員一丸となることの難しさに直面します。
2 スタッフからの省エネアイデアを採用
達人は全スタッフにメールを送信し、省エネがいかに重要か伝えると、返信が増え、省エネアイデアが「ガス日記」として回覧されるようになりました。
1時間ごとにガスの使用量を計り、何の作業にどれだけ使っているかを数値化することや、ゆで麺器、石鍋を熱するバーナー、餃子焼き器の使い方までさまざまなアイデアが寄せられました。
たとえばお客さまが少ない時間帯には大鍋の火を消して小さなポットにスープを移し、お客さまが来店した後に小さなバーナーで火を点けて温めるという省エネアイデアなどが活用されています。
3 地道な取り組みが大きな省エネ成果に
スタッフ全員が一丸となり、根気よく取り組んだ地道な取り組みは、ガス代約15%削減という大きな省エネ成果につながりました。 その努力が評価され、栃木県から省エネに取り組む優秀企業として表彰されました。一杯のらーめんづくりにかける思いが、同店の省エネ活動の原動力となっています。
企業プロフィール
- 会社名
- 株式会社雅秀殿 石焼らーめん火山
- 地域
- 栃木県宇都宮市
- 業種
- ラーメン店
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