第4回に引き続き紹介するのは東京都葛飾区でメッキ加工業を営む株式会社ヒキフネ。
前回は電気・ガス・水道といったエネルギーの側面で行っている省エネの取り組みを紹介いただきました。今回はどんなお話が聞けるのでしょうか。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
省エネ施策
- ゴミ削減のため、ビニール袋を圧縮機を導入
- 生産ラインの回転部分に省エネベルトを採用
省エネの背景
省エネ施策
1 ごみの体積に着目
工場では図面や製品梱包のために膨大な量の紙ごみが廃棄され、その量は1ヵ月で4トントラック2台分にもなっていたそうです。 そのごみはビニール袋に入れて廃棄していましたが、ごみに対してトラックの容積はもっとあるのではないかと考え、圧縮機を導入し、ごみを圧縮のうえ溜めておくことにしました。 その結果廃棄量は2ヵ月で4トントラック1台分と以前の1/4に減りました。 ごみを運搬するトラックのCO2削減にも貢献し、さらに廃棄物処理に支払う金額 も減りCO2とコスト両方の削減に成功しました。
2 従業員の省エネ意識UP
ヒキフネでは電気使用量を見える化する機器を導入し、
従業員全員が常に省エネの意識を共有することでPC画面のこまめな消灯をはじめ、身の回りの小さなことでもアクションを起こしてくれるようになりました。
3 設備の部品でも省エネ
さらに工場で稼働する大型の機械のモーターに着目。モーターから連携するベルトの劣化で起こるスリップにより余計な電力を消耗するため200本のベルトを交換しました。 その結果スリップが無くなり大幅な電力の削減に成功しました。 成果が出たことにより、従業員から新しい省エネアイデアが次々と提案されたそうです。今後もよりよい取り組みを生み出してほしいですね。
企業プロフィール
- 会社名
- 株式会社ヒキフネ
- 地域
- 東京都足立区
- 業種
- メッキ加工
- 従業員数
- 123人(2009/8/1現在)
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