2019年5月25日更新 Vol.25

日本の美しい文化を誇る
MOTTAINAIは世界の共通語!

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省エネの原点回帰

電気やものをムダにしないためには、大切に思う気持ちをもつこと。これまでのコラムでは「もったいない」という言葉を、何度も使ってきました。これにはさまざまな意味がありますが、ここでは“有用なのにそのままにしておいたり、むだにしてしまったりするのが惜しい”という意味を指します。今回は省エネの原点に戻って「もったいない」の豆知識を紹介します。

「もったいない」の起源って?

これは漢字で「勿体無い」と書く仏教用語です。諸説ありますが、“勿体”はすべて単体で独立しているものはなく、互いが支え合って成り立っていることを指します。それを“無い”で否定するため、つながりがないという意味になるそうです。私たちが手軽に買える食料も、多くの人の協力があって存在しています。その背景を大切に感じられる美しい言葉ですね。

日本だけの特別な言葉

実は「もったいない」という単語の意味は、日本だけに存在し外国語に訳すことができません。それが今、世界共通語として普及し始めているのです。そのきっかけをつくったのは、ケニア出身の環境保護活動家「ワンガリ・マータイ」さん。環境保護と人々の生活の質向上をめざして植樹活動などを行い、アフリカ人女性として初めてノーベル平和賞を受賞しました。

ものに対する敬意の念も

彼女は京都議定書に関わる行事へ参加する際に日本を訪れ「もったいない」という言葉に出会い、その意味を知って感銘を受けました。他言語に訳そうとしても「もったいない」の自然やものに対する敬意、愛などを含む単語は見つからなかったのです。これは環境活動を進めるうえで重要な3Rを一言で表せる言葉。そうして世界共通語として広めるようになりました。

皆は大切にできている?


小さな頃から米粒を残すともったいないなど、しっかりと教育されてきた日本人は、ものを大切にする心が根付いているはず。昔に比べものが溢れた時代になりましたが「もったいない」という言葉が世界的に評価されたことを誇りに、いま自分が持っているものや食べ物との付き合い方を見直してみてはいかがですか♪

「もったいない」の日本語に隠れた本当の意味
https://toyokeizai.net/articles/-/153266?page=3

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