熱は冷やさず
逃がすのが賢い省エネ!

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星1個(星3個が最もお手軽)

電気使用量

7%削減
2015年(2014年比)

省エネ施策

  • 吸気口から外気を取り込むと同時に、熱をファンで吸い上げて外に放出
  • エアコンを横方向に冷気を出すダクト型に切り替え
  • 手作りのダクトを設置し、熱を排気口へ導く

省エネの背景

「こくさん」にこだわる納豆の老舗


浜口調査員が訪れたのは、豊かな自然環境に恵まれた三重県桑名市にある小杉食品株式会社。国産大豆を中心に使うなど、材料にこだわる創業80年の納豆メーカーです。取扱商品は30種類以上と業界トップクラス。今年農林水産大臣賞を受賞するなど、こだわりの納豆を作り続けています。

省エネ施策

1 納豆製造にあたってのこだわり


納豆製造のポイントは、材料や品質管理にこだわることももちろんだが、スタッフが働きやすい環境をつくることも大切だと考える達人。早速工場を案内してくれました。工場内は釜で大豆を炊くなどするため、高温多湿になりやすい環境のはずですが…浜口調査員は快適な環境にびっくり。

2 空気流れを計算した設備の導入


この快適性のポイントは吸気口。達人が考案したのは、吸気口から外気を取り込むと同時に、天井付近に溜まる熱をファンで吸い上げて外に放出する方法です。さらにエコンは天井埋込み型から横方向に冷気を出すダクト型に切り替え、サーキュレーターを設置して空気の入れ替え効率を上げました。

3 衛生的で快適な作業環境を実現


こうして空気の流れをコントロールし、うまく熱を逃がすことによって電力を削減でき、衛生的で快適な作業環境を作り出しました。さらに発酵室から出てくる40℃ほどの熱い空気が工場の通路に出ていたため、手作りのダクトを設置し、熱を排気口へ導きました。

まとめ

照明の使い方も工夫


エアコン以外にも作業に影響の出ない範囲で照明の間引きを行いました。また、ドア付近での作業が多い冷蔵庫内は、ドアが開くと同時に手前のLED照明のみがつくように変更。無駄なく効率的に作業ができるようにして省エネしています。

企業プロフィール

会社名
株式会社小杉食品
地域
三重県桑名市
業種
納豆製造

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