今回の出演企業は埼玉県新座市にある極東電線工業株式会社。主な業務は、通信機器などに使われる電線づくり。ニーズに合わせた製品の研究や開発も熱心に行い、高品質な電線の提供を常に心がけています。
浜口調査員が到着すると、早速見てほしいものがあると達人はスマートフォンを出しました。
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約20%削減
2016年(2014年比)
省エネ施策
- 屋根にアルミ缶を敷き詰め、エアコンの稼働を抑える
- 吹き抜けの階段にビニールカーテンを設置
- 会社から通気性と速乾性に優れたTシャツを支給
省エネの背景
省エネの達人放送以来初の取り組み
省エネ施策
1 ドローンの映像には…
それはドローンで工場を撮影した映像。屋根には何やらキラキラ光るものが…なんと、2万3000個のアルミ缶を敷き詰め、省エネしていました!
アルミ缶が太陽光を遮断。表面に穴を開け、風を通すことで屋根の温度を上げないようにする仕組みです。建物の遮熱性が低くエアコンの稼働に悩まされていたとき、偶然テレビ番組で知った方法でした。
2 アルミ缶の絶大な効果
真夏の暑い時期に屋根の温度を測定したところ、表面温度でマイナス20℃、室内の天井付近の温度でマイナス10℃の効果がありました。その結果、エアコンの設定温度を24℃から28℃に上げられたそうです。全員が1年半かけて手作りしたこの仕組み。スタッフはその分達成感を共有でき、成果にもつながったのでうれしかったと話してくれました。
3 エアコンの効率を高める工夫
効果を実感したスタッフは、さまざまな省エネ方法を発案。たとえば、温度差のある1階と2階をつなぐ階段にビニールカーテンを取り付けたり、各所にサーキュレーターを設置しました。会社からは通気性と速乾性に優れたTシャツを支給することで、エアコンを効率的に稼働させています。
まとめ
引き続き省エネ活動を継続
こうして電気使用量20%削減を実現。最後に達人は「私たちは“できることからはじめる”をモットーに、これからも新しい省エネ活動にチャレンジしていきたい」と話してくれました。
企業プロフィール
- 会社名
- 極東電線工業株式会社
- 地域
- 埼玉県新座市
- 業種
- 電線製造
- 従業員数
- 35人(2017/5/1現在)
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