エアコンの稼働効率をあげるには?
冷たい外気を通せんぼ!

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星1個(星3個が最もお手軽)

電気使用量

14%削減
2016年(2012年比)

省エネ施策

  • 廊下と待合室との間にビニール製のアコーディオンカーテンを設置
  • 自動ドアが同時に開かないようセンサーの角度を調整
  • 階段のシャッターを閉鎖し、スタッフは扉で出入りする

省エネの背景

外気が通り抜けやすい構造がネック

今回の出演企業は福岡県北九州市にある佐々木病院。循環器や消化器疾患といった専門的な医療を中心に提供。デイケアサービスにも力を入れるなど、地域密着型の医療機関を目指しています。

病院の出入り口は、北側と南側の2箇所。ドアが開くと冷たい外気が通り抜け、廊下に面した待合室は、エアコンを稼働させていても寒く感じていました。

省エネ施策

1 エアコンの効率をあげる策


そこで達人は、風が流れ込むのを防ごうと廊下と待合室との間にビニール製のアコーディオンカーテンを設置。患者さんの通行の妨げにならず、冷たい外気を防ぐことができました。こうしてエアコンの効果があがり省エネにつながると、次は何ができるのか考えるようになったといいます。

2 時間差を設けた2枚の自動ドア


正面玄関には、短い通路を挟んで外側と院内側の二重に自動ドアが設置されています。達人は、センサーの真下に立たないと反応しないように角度を調整。自動ドアが同時に開いて院内に外気が入り込まないよう工夫しました。さらに1階では上層階への冷気の流れ込みを防ぐため、階段のシャッターを閉鎖し、スタッフは扉で出入りするようにしています。

3 電力ピーク時の徹底した協力体制


さらに補助金も利用しながら、より省エネな空調へと入れ替えた同病院。同時に電気を使いすぎた時は、その旨を事務所から各所に連絡し、現場のスタッフがエアコンの温度や稼働台数を調整するという対策を講じました。全員がすぐに動けるような体制を整え、省エネに努めています。

まとめ

スタッフが経営者の感覚をもって行う省エネ


今後は光熱費25%削減が目標。
削減できた費用を患者さんへのサービス向上に充てるため、スタッフ一丸となって省エネに取り組んでいきますと話してくれました。

企業プロフィール

会社名
佐々木病院
地域
福岡県北九州市
業種
医療施設

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