2017年2月15日更新 Vol.32

どうにかしたい
食べられるのに捨てられちゃう食べ物

  • リサイクル・その他

毎日大量に捨てられていく食べ物

まだ食べられるのに捨ててしまう食べ物を「食品ロス」といいます。スーパーでの売れ残りや家庭・レストランでの食べ残しによって、日本では年間約632万トンもの食品ロスが出ているんだって。先進国から途上国への食料援助量は、年間約320万トン。(平成26年)世界には飢餓で苦しむ人たちがいる一方で、日本ではその2倍以上の食べ物が捨てられているんです。


食品ロスは、日本だけでなく世界の先進国が注目する課題。食品ロスを減らすことは、環境問題の改善、企業のコスト削減、消費者の支出削減にもつながります。私たちにもなにかできることってあるのかな?

食品ロスの半数は家庭ゴミから

スーパーやレストランでは、大量の食べ物を扱うだけに廃棄量も多そうだけど、実は食品ロスの半数は家庭から出ているんです。そのなかには手つかずの状態で捨てられていくものも。

次に使おうと思って買ったドレッシングがいつの間にか賞味期限切れ…なんてこと確かに思いあたる!

無駄なものは買わない

まず食品ロスをなくすには、無駄なものは買わないということが基本の姿勢。普段から冷蔵庫を整理して、買い物に行く前に必要なものを確認しましょ。あわせて賞味期限をチェックできるとイイネ!

スーパーでは、すぐに使うものは賞味期限の近いものを選ぼ\(^0^)/

食べられるところはとことん

捨てることの多い大根や人参の皮。そんな野菜くずもひと工夫することで、おかずに変身しちゃいます。皮には紫外線や害虫から野菜を守るための栄養が詰まっていて美味しいだしが出ます。特に玉ねぎやセロリ、パセリは香りが出るため、スープや煮物のだしにオススメです。

そのほかの二次利用方法はこちら♪

とうもろこしの芯だし汁に生クリームを加えてコーンスープに
人参の皮千切りにしてきんぴらに。大根の皮でも応用可能
りんごの皮乾燥させてチップスに。ジャガイモやカブの皮でも応用可能
コーヒー出がらしよく乾燥させて袋に入れ、車内や靴箱に置くと脱臭剤に
紅茶の出がらしクッキーやケーキに混ぜて焼くと紅茶風味のスイーツに

食べる分だけ


食べる分だけ作るということが理想ですが、世帯によっては非効率。余った分は冷凍して食材の劣化を防ぎましょ。

節約意識が高まってお金が貯まるし、なんだかダイエットにも有効な気がしてきたー(//∀//)

塵も積もれば山となる


いかがでしたか?

食品ロスを減らすために企業ではさまざまな取り組みが行われていますが、私たちが身近でできることもありました。一人ひとりの意識が未来を変えることにつながりそうですね。

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