2017年3月5日更新 Vol.34

家電からクルマまで省エネ達成度が分かります
「省エネラベル」を活用しよう

  • 電気

省エネ技術は年々進歩しています


日本は元々資源に乏しい国であり、1970年代の第一次オイルショックで厳しいエネルギー不足を経験してから、東日本大震災等を経て、省エネ活動が広まってきました。たとえば古くなった家電製品を買い替える場合、なるべくエネルギー消費の少ないものを選びたいのが人情だと思います。



そうしたときに役立つのが「省エネラベル」です。これは、その製品がどのくらい省エネ基準を達成しているかが星の数で分かる制度です。特にエアコン、テレビ、冷蔵庫、電気便座、家庭用蛍光灯器具の5品については「統一省エネラベル」があり、省エネ基準の達成度を1~5個の☆の数で分かりやすく表示しています。

星の数が多いほど省エネです!


たとえば冷蔵庫の場合、以下のようなラベルが付いています。

目標に対しどれくらい省エネできるのか、また、1年間この冷蔵庫を使った場合の目安電気料金は幾らくらいか、といったことが表示されています。これは買い替え時の検討材料として非常に役立つ情報ですね。

多数の製品で比較可能です

現在、経済産業省では国が定めた省エネ基準を達成している製品のうち、最も省エネ性能が優れている機器を「トップランナー」に認定しています。これは、省エネルギー性を高めるために技術革新を進めた結果、価格が上がってしまったケースを想定し、こうした高性能品に「トップランナー」のお墨付きを与えることで、消費者の購入を促進する制度です。現在、家電品や車、建材(サッシ)など31品でトップランナーが認定されています。

単なる買い替えはエコじゃないけど…


単に古くなった家電製品を買い替える場合は処理費用を払う必要もありますし、ごみも出てしまい、エコとは言いがたいですね。しかし、古くなって壊れてしまった、もう使えない、といった製品であれば、買い替えなければ生活が不便になってしまいます。そうした際、ぜひ「省エネラベル」を参考に、製品を選んでください。



環境にやさしい製品を使用することで、地球温暖化の原因となる温室ガスの排出削減が実現します。
覚えておいてくださいね!

関連動画