利用者に込められた想い
人間がもつ本来の機能とは?

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星3個(星3個が最もお手軽)

電気使用量

18%削減
2014年(2013年比)

電力ピーク

25%削減
2014年(2013年比)

省エネ施策

  • 床暖房のヒーターの立ち上げをずらす
  • 床暖房の設定温度を5度以上下げる
  • LED照明の導入

省エネ施策

1 四季折々の風景が楽しめる老人ホーム


今回は風光明媚な景色が広がる栃木県日光市にある特別養護老人ホーム きびたき荘の省エネを紹介します。こちらではおよそ80名の入居者が生活。アットホームな雰囲気を大切にしながら、入居者一人ひとりが安心して楽しい日々を過ごせるよう、きめ細やかなサービスを提供しています。

2 深夜に蓄熱している床暖房に落とし穴


居室や廊下、共用部分など、ほぼすべてのエリアで床暖房を使用しています。蓄熱式のため電気料金の安い深夜に熱を貯め、昼間に稼働してもほとんど電気を使いません。達人はこれまで複数のヒーターを1度に暖めていましたが、これに意外な落とし穴があったそうです…!

3 ヒーターの稼働を分散してピークを回避


それは22時になるとヒーターの電源を一斉につけていたことが原因で、電力ピークになっていたというのです。そこで達人は、できるだけヒーターの稼働時間が重ならないようにタイムスケジュールを作成。稼働時間を分散させ電力ピークを回避しました。さらに以前より床暖房の温度を5℃以上下げて省エネしています。

電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?



電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。

4 施設内を暖めすぎない理由とは?


「人間が本来持っている体温の調節機能を衰えさせないため、過度な温度設定はしない方がよい」と話す達人は、すべての入居者が快適に過ごせるようあえて床暖房の温度を上げず、一人ひとりの衣類に気を配りながら対応しています。こうして達人やスタッフは利用者の気持ちになって、快適な状態であるか見極めながら省エネしています。

企業プロフィール

会社名
特別養護老人ホーム きびたき荘
地域
栃木県日光市
業種
老人ホーム
従業員数
70人(2015年8月1日現在)

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