今回は、北海道札幌市にある北海道武蔵女子短期大学の省エネを紹介します。豊かな自然に恵まれ、学習施設や設備が整ったキャンパスでは、優れた知性、清純な気品、実践への意欲を教育理念に、およそ800人の学生が学んでいます。冬の北海道は冷えそうですね…どのように省エネしているのでしょうか?
省エネ経済効果・費用
お手軽度
電気使用量
約3%削減
2015年(2013年比)
電力ピーク
約14%削減
2015年(2013年比)
省エネ施策
- 冬休み明けのエアコンを早めに稼働させる
- 食堂のエアコンは時間差で立ち上げる
- 学生と省エネについて話し合いの場を設ける
省エネ施策
1 冬の北海道で行われる省エネ
2 冬休み明けに要注意
大学ということもあり、学習環境の整備と省エネの両立に苦心していると話す達人。そのなかでも特に悩んでいたのが、冬休み明け初日の消費電力でした。冬休み中はエアコンを稼働させていないため、校舎内は完全に冷え切っています。休み明けに校舎を暖めようとエアコンを一斉に稼働させると電力ピークに。
電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?
電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。
3 冬休み中にエアコンをつけて省エネ?
そこで達人は、冬休みが終わる2~3日前から数時間ずつエアコンを稼働。少しでも校舎内を暖めておくことで、電力ピークを抑えられたのです。また、食堂には8台のエアコンが設置されていますが、すべて同時につけるのではなく、利用がピークを迎えるお昼の少し前から徐々にスイッチを入れています。
4 学生とともに省エネを意識
最後に浜口調査員は、学生広報スタッフの会議に参加。学生からは「省エネについて意識し、まずは自分で行動することが大切」という意見が出ました。こうして学生と省エネについて話し合う場も設けられ、電力ピークを14%、使用量を3%削減できました。
企業プロフィール
- 会社名
- 北海道武蔵女子短期大学
- 地域
- 北海道札幌市
- 業種
- 大学
- 従業員数
- 48人(2015年3月1日現在)
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