2017年12月25日更新 Vol.63

実は洗剤を使いすぎてる?
上手な食器の洗い方

  • 水道



食事のあとのひと仕事といえば洗い物。実は日々のこの作業で洗剤も水道代も結構ムダにしているかも…。今回は洗い物をする際の注意点をご紹介します。

よし洗おう!その前に…。

食器に付いた汚れが乾いてしまうと落ちにくくなってしまいます。油汚れやひどい汚れは新聞紙やキッチンペーパーで事前にふき取っておくことで水道代の節約と時間短縮につながります。 すぐに食器を洗わないときは少量の洗剤を溶かした水、またはお湯に浸けておくことで油汚れやご飯のでんぷん質が落ちやすくなります。



洗剤、実は使いすぎ…?

いつも使っている台所用洗剤。ボトルから原液を直接スポンジにつけていませんか? ほとんどの洗剤のボトルには「水1リットルに対して0.75ml」という使用量目安が表記してあります。 水で薄めて使うことが前提の洗剤。スポンジに直接つけても問題はありませんが、環境への配慮を考えると薄めて使ったほうが泡ぎれがよくなり水の節約にもなります。 洗剤は水で薄めて長時間放置すると雑菌が繁殖してしまうので、別容器に少量を希釈し小まめに作り換えましょう。

スポンジの素材を変える

洗剤の工夫のほかにスポンジの素材を変える、という方法もあります。その場合はアクリル繊維で編んだスポンジがおススメです。 アクリルは細い繊維が細かく絡み合っており、食器に当たる面積が増え、摩擦力が高いという特長があります。 頑固な油汚れでなければ、洗剤なしで汚れをすっきり落としてくれるほか、茶渋などを落とすのにも効果があります。

最後に


普段何気なく使っている洗剤ですが、食器洗いで洗剤を多く使っても洗浄効果はほとんど上がらず、 洗剤を洗い流すのに多くの水を消費し、水質も汚染してしまいます。 少量の洗剤と水で上手に賢くきれいにしたいですね。
ちなみに洗い物をする時にゴム手袋を着用すると冷たい水でも洗えるのでガス代の節約にもなります。