電気・水道・灯油の削減!
省エネのポイントは“短期集中”

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

省エネ施策

  • 洗浄の水を再利用する
  • 廃風機の稼動を製造ラインに合わせて調整
  • 過熱した薬品を使う作業は時間を集中させる

省エネの背景


今回の出演は大阪市生野区の東信工業株式会社。昭和51年の設立以来、自動車や家電などのアルマイト処理 (アルミニウム部分の表面処理加工)を手がけています。同社の省エネの取り組みを達人の澤井社長に伺いました。

省エネ施策

1 アルマイト処理の洗浄水を再利用


達人の目標は経費に占める割合が高かった電気・水道・灯油代を抑えることでした。トイレの常時消灯、休憩時の工場内の消灯など、 小さなことから従業員に呼びかけ省エネを始めました。特に力を入れたのがアルマイト処理の洗浄水の再利用。以前は捨てていた後処理工程の洗浄水を、 前処理工程の洗浄水槽で再利用するためにポンプで送り、水道代約20%の削減に成功しました。

2 排風機の稼働をラインごとに調整


以前は、薬品槽を使用する際に不可欠な排風機を24時間高速回転させていましたが、細かく見直しをかけると、夜間はガスの排出さえできていれば問題ないため、 半分ほどの回転数に落として稼働させることにしました。また、製造ラインの排風機も、製品が入っていないときは小まめに消すことで、電気使用量を約20%削減しました。

3 作業時間の集中で、ムダをなくす

以前は最後の工程で使う薬品をあらかじめ90℃まで熱し、常時待機していました。しかし工程を見直して作業を集中させることで加熱時間を減らし、 灯油の消費量約30%削減を実現しました。作業のムダが減り、限られた時間内での作業を行うため集中力が増し、仕事の効率化にもつながったと感じた従業員もいたようです。 今では従業員も積極的に省エネに取り組むようになり、空調の風を扇風機に送るなど、従業員からのアイデアも出るようになりました。
会社一丸となった省エネ活動はこれからも続きます。

企業プロフィール

会社名
東信工業株式会社
地域
大阪府大阪市生野区
業種
アルマイト加工
従業員数
25人(現在)

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